いつか車中泊しながら日本全国を旅してみたいものです。
本書のご紹介
本書の著者は稲垣朝則さんです。
紹介文によると、『全国車中泊コースガイド』や『ミニバン車中泊バイブル』などの著書があり、車旅の専門家としてコンサルティングなどもされているとのこと。
どの道でも、それで飯を食っている人がいるものですね。
本書を読んで役に立つと感じたところ
本書を読み、役に立つとも思ってメモした箇所を列記すると
○1番安心して泊まれる場所は、高速道路のサービスエリア(NEXCOは推奨していない)
○旅行中に出るゴミは、家庭ゴミではなく産業廃棄物なので、処分する場所、マナーが重要
○長期不在の留守宅の防犯対策は新聞や郵便物を止めること
▷新聞は電話一本
▷郵便物は最寄りの郵便局に行って手続きを取る(最長30日間・要身分証)
○車中泊する場所は、天災(落石、増水等)や人災(浮浪者、不良のたまり場等)を考慮する
○氷雪期対策~スタッドレスタイヤ、シャベル、モップ、融氷スプレー
○傾斜対策~タイヤ幅の厚さ数センチの板を何枚か用意し、その上にタイヤをのせる
○速度取り締まり探知機~安全走行するためのツール
○ポータブル冷蔵庫~サブバッテリーでなくてもCB缶で冷却可能なタイプもある
○FFヒーターは有用だがサブバッテリーが必要
といったところです。
本書を読んだ感想
感想としては「広く浅い知識が得られる本」という感じでしょうか。
車中泊の経験がなく、これからやってみようかと考えている人向きで、既にある程度やっているのならば特に得るものはないかもしれません。
あと、2015年に出版された本なので、速度取り締まりでレーザ式に触れていないとか、ポータブルバッテリーの商品例がひと昔前のタイプなど、少し古いと感じた箇所もありました。
結局、この手の本は出来るだけ最新のものを参考にした方が良いのでしょうね。
しかし、「車上生活者と思われないための対策」や上記の「ゴミ処理問題」などは参考になりました。
なので、本書は単に車中泊を快適にするためのハウツー本ではなく、それ以前の旅行者としてより良いマナーを普及させたいという思いのもとに書かれた本だと感じました。
おわりに
本書でも何回も触れられていますが、例えば道の駅などの駐車場にキャンピングカーなどの車を止め、その横でバーベキューなどをする輩が多いそうです。
著者が言うとおり、これは車中泊ではなくキャンプ。
そんな行為を禁止している駐車場でやったのなら、完全にマナー違反、ルール違反です。(認めているところもあるとのこと)
せっかくの車中泊の旅ですから、自分たちだけが楽しむのではなく、周囲の人とも良好な関係を築けるものにしたいですね。
私も来年こそは車中泊しながら日本の山々を登りたいと思います。
できれば、新たに軽のキャンピングカーを買いたいのですが、軽なのに新車で300万円オーバー、400万円オーバーもザラ。
そうなると中古車しか選択肢はありませんが、流通量が少なく、取り扱う業者も県外ばかり。
とりあえず、日頃からネットで情報をチェックするしかないですね。
こちらは2021年7月発行の本(別著者)。
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