犬好きの方でなくても楽しめる本です。
本書のご紹介
本書の著者は水野敬也さんと長沼直樹さんです。
水野さんは『夢をかなえるゾウ』や『LOVE理論』などの著者としても有名な方ですよね。
一方の長沼さんは作家さん?
ググったところ、動物絡みの著書が多いみたいです。
本書を読んで気に入ったところ
本書は、「スタート」「仕事」「ロック」「リフレッシュ」「挑戦」「コミュニケーション」「幸せ」という7つのカテゴリーに分かれています。
そしてそれぞれのカテゴリーで、愛らしい犬の写真とともにタイトルがあり、その裏のページにタイトルに関連する世界の著名人たちの名言が書かれています。
つまり、犬たちに癒やされつつ、名言に勇気をもらえるという、お得(?)な構成になっている訳です。
各タイトルについては、それに関連する著名人のエピソードと他の著名人による名言が添えられているので、ウンチクも身に付くかもしれません。
特に私が気に入ったエピソードとしては
○勝海舟がオランダ語を習得するため、全58巻の辞書を二部筆写し、一部を売って代金を辞書の所有者にお礼として渡し、もう一部を自分用とした
○カーネルサンダースは65歳で経営不振となったカフェを売却後、フライドチキンのレシピを売るため各地を巡る旅に出て、食事は試食のチキン、寝るのは車の中と節約しながら契約を取り付けた
○「地球は青かった」で有名なガガーリンは宇宙飛行士の最終選抜で落ちそうになったが、日頃から笑顔を絶やさなかったことで、心が安定していると評価され、人類初の宇宙飛行士となった
○マザーテレサが8人の子どもを1人で育てる母親に配給を渡した際、その母親は家族が皆飢えて痩せ細っているにも関わらず、もらった配給の半分を持って外に出かけようとしたので、理由を尋ねると「隣の家にも飢えた人がいるのです」と答え、マザーテレサはこれにとても感動した
などがありました。
また、紹介されている名言で特に心に響いたものをピックアップすると
○「我々は、他の人たちと同じようになろうとして、自分自身の4分の3を喪失してしまう」(ショーペンハウアー)
○「他人の期待に耳を傾けないことだ。あなたはあなた自身の人生を生き、自分自身の期待に応えるべきである」(タイガー・ウッズ)
○「服装とは生き方である」(イヴ・サンローラン)
○「些細なことに不正直な者は、大事に際しても同じことをする」(ルカの福音書)
○「変化を望むならば、先ずは己自身が変わらねばならない」(マハトマ・カンディー)
○「避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない」(ウィリアム・シェイクスピア)
○「結局、あなたが受け取る愛はあなたが与える愛に等しい」(ジョン・レノン)
といったところです。
本書を読んだ感想
世界の著名人の名言集はこれまでに多く出版されており、今後も出るのでしょうが、どう魅せるかがポイントになるのでしょうね。
本書では、可愛らしい表情の犬たちがたくさん出てくるので、犬好きは満足すると思います。
エピソードも面白いものが多く、読んで楽しい時間を過ごせました。
卓上カレンダーも出ています。
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