食事をした後に歯磨きをしないと意味がないと思っていました。
本書のご紹介
本書の著者は医師の川合満さん。
「呼吸器科 川合医院」の院長だそうです。
1932年生まれということなので、今もお元気なら90歳ということですね、
アマゾンのレビューも悪くないですね。
本書を読んで参考になると思った箇所
本書を読んで参考になると思った箇所を抜粋すると
○朝、起きたばかりの口の中はウンチ10グラム分に相当する細菌でいっぱい。朝ごはんの後に歯磨きするのでは遅すぎる
○就寝中、口腔内が乾燥し細菌が爆発的に増え、細菌が出すタンパク分解酵素によりインフルエンザウイルスが変化して、それまで接触できなかった健全な細胞に刺さり、ウイルスを複製し増殖していく
○大量の細菌や酵素はプラーク(歯垢)となってへばりついているのんで、うがいをしても大した効果はなく、丁寧な歯磨きが必要
○口臭の90%は口の中の細菌に原因がある
○寝る前の歯磨きをていねいに行う~①歯磨き粉を使って普通に2分ほど磨く、②歯磨き粉をつけずに10分間、隅から隅まで軽く優しく丁寧に磨く
○起きてすぐの歯磨きは3分間行う
○細菌は舌や歯にも付着しているので、清潔なガーゼを指に巻いて、歯茎や口の中の粘膜、舌を軽くマッサージするように拭いてうがいする
○カテキンの入った紅茶でうがいすれば風邪やインフルエンザ防止に非常に効果的
○呼吸は鼻から吸って鼻から出すのが最も望ましい
○「おなか下し」にはまな板の熱湯消毒が有効
○店で買った食品は多くの人が触れているので、冷蔵庫のハンドルも時々消毒をする
○人とおしゃべりすることで、のどの筋肉が鍛えられ誤嚥防止に役立ち、老化防止にもなる
といったところです。
本書を読んだ感想
100ページに満たない本ですが、イラストでの説明があったりと、とても分かりやすく充実した内容でした。
さすがに、「口の中にウンチ10グラム相当の細菌でいっぱい」と言われると、起きてすぐに歯を磨きたくなりますね。
食後も磨きたいので、結局1回増えてしまいますし、ガーゼを使っての口腔内粘膜や舌、歯茎のマッサージを加えるとさらに時間が掛かります。
しかし、歯が丈夫になるだけでなく、風邪やインフルエンザ予防にもなるのならやってみる価値は十分にあると思いますね。(ガーゼのマッサージはちょっと考えますが)
なお、本書は2009年に出版したもので、コロナウイルスに関しての記載はありません。
医学的、化学的なことはさっぱり分かりませんが、起床後すぐの歯磨きは、コロナウイルスには効果がないのでしょうか。
「特定のうがい薬が有効」だとどなたかがおっしゃっていましたが、歯磨きに関してはこれまで取り上げられていないように思います。
起きてすぐ歯磨きをしていて、ワクチンを1度も接種せず、普段マスクもしていないのに、コロナに感染していないという人がいませんかね。
あと、寝る直前のウイスキーが口腔内をきれいに消毒してくれるというエビデンスも欲しいです。
本書が提案する10分間の歯磨きをするなら電動が良いですね。
歯磨き粉もこだわりたいです。
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