【セミリタイア生活と読書】吉沢久子『前向き。93歳、現役。明晰に暮らす吉沢久子の生活術』を読んで

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 長生きリスクなど吹き飛ばしたいですね。

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著者のご紹介

本の写真

 

 本書の著者は吉沢久子さん。

 1918年生まれで、日本初の家事評論家だそうです。

 101歳まで長生きされたようで、著書も相当な数ありますね。

 学ぶことも多くありそうです。

 

 本書(単行本)です。Kindle Unlimited会員なら無料で読めるようです。

 

本書を読んで参考になると思った箇所

 本書を読み、参考になると思った箇所を抜粋すると

 ・1人暮らしなので少しくらい無理をしても自分のことは自分でやる
 ・これはできるけど、あれは無理と範囲を決め、できることは必ずやるようにする
 ・家の中をバリアフリーにしても外に出ればバリアばかり~自分の能力を知り緊張感を持って暮らす
 ・台所にいる時は音のならないやかん、台所にいない時は音のなるやかんを使い分ける
 ・自分の中に「すべきこと」があるなら、「好きなこと」よりも先に取り組んだ方がいいかも
 ・認知症にならないためには料理~工程、段取りなどでしっかり頭を使う
 ・不足は頭を使い代用品を探して補う~戦時中、1週間の野菜の配給が細い大根5センチしかなかった
 ・欲望のままに暮らすのではなく、大事なものが何かを見つけ出す。それこそが生活文化。
 ・コツコツ働いて、いらないものや余分なものは買わず質素に暮らす
 ・あれこれ先を心配するより、先ずは健康でいることをいちばんに考えるべき
 ・自分を一定以上のことろに置かず、何でもしようと踏み出す勇気があれば、どんな時代も食べていける(今の生活レベルを落とせないと不安にならない)
 ・義理は背負わず、好きでなければ断り、好きなことは一生懸命やる
 ・いつまでも働いていけるからだを作っておくことが大事~メンテナンス
 ・怖い思いも不安も「仕方がない」で切り抜ける
 ・頼りとする人物に全てを任せる書類を書く(成年後見制度?)、口座預金もその人物が引き出せるようにしておく、延命措置も不要と言っておく

といったところです。
 
 

 著書が101歳で亡くなられた後に、過去の著書から抜粋したものをまとめたもののようです。(違ってたら済みません)

 

本書を読んだ感想

 本書はインタビュー形式で、その内容を編集部がまとめたもののようです。

 個人的には、どんな生活スタイルなのか、毎日どんな食事をとっているのか、衣類や日用品などはどれだけ所有しているのかなど、いつまでも元気で暮らしている人の、より具体的な日常を知りたかったのですが、どちらかというと精神論がメインという内容でした。

 
 読んだ感想ですが、ある程度の年齢に達したら、努力と割り切りが大切だとよく分かりました。

 ・やるべきこと、やれることはしっかりやり、できなくなったことは諦める
 ・気乗りしない義理事は断り、好きなことを一生懸命やる(「もう年だから・・・」「体調が・・・」という言い訳の有効活用)

など、年齢とともに考え方も変えていった方が良いのですね。

 また、上記していますが、音のなるやかんは大事です。
 私は以前、やかんを火に掛けたことを忘れてしまい、やかん自体が溶けてしまう事故がありました。
 幸い、その他の損傷はなかったので助かりましたが、運が悪ければ・・・用心しましょう!!

 
 あとは、やはり何より健康が一番だと再確認できました。

 といいながら、著者は厳しい節制だけを科すのではなく、時には食べたいものをしっかり食べていたようです。

 このあたりのバランスが長生きの秘訣だったのでしょう。

 

 とりあえず、日々の調理は認知症予防にも有効のようですので、できるだけ自炊を頑張っていこうと思います。

 ただ、毎日、1食は袋麺を食べている習慣は見直さないといけません! (;^_^A

 

 
 97歳のときの著書のようです。これだけ生きてきて分かった「ほんとうの贅沢」とはどんなものなのでしょうね?

 

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