上流の意見を聞いてみたいと思います。
本書のご紹介
本書の著者は誰もが知る弘兼憲史さんです。
早稲田大学を出て、松下電器産業に入社した超エリートのようですね。
そんな一流の方ならではの意見はどのようなものでしょう。
三流以下の私にも響くのでしょうか。
本書を読んでメモしたところ
本書を読み、参考になると思ってメモした箇所を列記すると
【第1章 食・酒】
○ひとり酒の楽しみ方~見知らぬ街のバーにふらりと入ってみるという冒険
【第2章 人間関係】
○粋な大人のお礼~自分が好きで人にも薦めたいアイテムを幾つも持っておくのが男子の作法
○正月は年賀状ではなく、遺言を書く
○人に嫌われない努力をする~自分の意思を伝えつつ、思いやりを持って相手の意見を受け入れる
【第3章 仕事】
○利益を追求しない~先ず顧客や取引先に喜んでもらえることを考える
○マネジメントの大きな3つの柱~「コミュニケーション力」「人間観察力」「段取り力」
○積極的に何度でもあの手この手でアピールしなければ伝わらない
【第4章 旅・イベント】
○心付けは大人の作法~サービスへの感謝の気持ち
○披露宴やパーティーは会費制にして祝儀はなし、葬儀も供花や香典は辞退してお返しもなしで
【第5章 モノ・趣味】
○映画はアイデアの源泉
【第6章 家庭】
○捨てることから始める~「あったら便利」「みんなと同じ」を追いかけるのはやめにする
○家庭を親の犠牲にしない~親のことは尊敬し大事に思いつつも、自分たちにできる範囲で最上のことをする(蓄えてきたお金を介護などに全部つぎこむようなことはしない)
【第7章 自己・人生】
○サラリーマンにとって第二の人生の準備を始める50歳なり55歳が実質的な人生の折り返し地点
▷第二の人生で何かを目指すのなら、50歳くらいからそれに関する研究や実践を始めた方が良い
○楽しいことをすると、NK細胞が活性化して免疫力が高まりがん細胞を退治する
○身体の老化が始まる40代でも脳はまだまだ活性化できるが、感動しなくなると一気に脳も老化し始め、そのまま10年経つと、もう感受性は戻らないらしい
○幸せになるための信条、「まあいいか」「それがどうした」「人それぞれ」
といったところです。
本書を読んだ感想
普通に会社に勤め、家庭を持っているサラリーマンをターゲットとしているようなので、私のように途中でドロップアウトしてまともな生活を送っていない低次元の者にはちょっとまぶしい世界の話でしたが、なかなか楽しめました。
第3章は特に学ぶことが多かったと思います。
個人事業主として3年目ですが、未だに収益ゼロなのは、実力だけでなく、努力も営業力も戦略もアピールも不足しているからでしょう。
もっともっと精進しなくてはなりません。
第6章で触れられている親の介護も考えさせられました。
間違いなく親の介護が必要となる日がやってくるでしょうし、現時点でノープランの状態です。
かといって今から将来を嘆くのも馬鹿らしい。
最後の章で著者が語ったように、「まあいいか」、「それがどうした」というポジティブシンキングで乗り越えていきましょう。
幸せだとか不幸だとか、他人と比べても意味がありません。
まさに「人それぞれ」なので、自分なりの幸せを見付けるしかありませね。
本書です。
サラリーマンなら誰でも読んでいるシリーズですね。
本書でも紹介されている池波正太郎「男の作法」です。私も読んでみたいのですが図書館には置いてありませんでした。(T_T)
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