タイトルは魅力的ですが、実現可能か個人的に検証したいと思います。
本書のご紹介
本書の著者は、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんです。
お金に関するこちらのブログは停滞気味のようですが、ミニチュアワールドや観光列車に関するブログの方もすごく面白そうですね。
また、本書に協力しているのが、同じくファイナンシャルプランナーの村井栄一さん。
ツイッターがありましたが、更新は止まっているようです。
本書のキンドル版です。2017年出版なので、それほど古くはないでしょう。
本書を読んで参考になると思ってメモした箇所
本書を読み、参考になると思ってメモした箇所を抜粋すると
○老後の赤字が年間20~30万円以内に収まれば、貯金が1000万円なくても乗り切れるメドが立つ
○固定資産税、自動車税、家の修繕費、賃貸の更新料、レジャー費、お墓の管理料などの特別支出も考慮して計画を立てること
○老後資金が少なめな方には、運用はおすすめしない、貯蓄の額を1~2割、増やす方が良い
○貯金、金融商品、貯蓄性のある保険等の他、各種ローン残高などをまとめた「貯金簿」を作成する
○「ねんきん定期便」はしっかりチェック。老後資金が不十分な人が受給額を知らないのはタブー
○60代も働き続ける覚悟を持つ。65歳まで、できれば70歳まで働く
○シニア起業~得意の英語でオンライン講師、ペットのしつけ・散歩代行など
○お金持ちの友人との付き合いは大幅に減らす
○生活コストを下げる~月の支出は「年金プラス2万円以内」に抑える
○親子同居は裕福な親が検討するプラン
○自宅で暮らすことにこだわりすぎない、ケアハウスなら月10万円以下で暮らせる
○高齢期は駅近の物件を選ぶのが安心
○リフォーム、修繕費用は予算化して自分で積み立てる
○葬儀保険への加入を検討~健康状態が思わしくなくても加入できるものがある
○「イオンのお葬式」などを利用すれば、費用がかなり抑えられる
○先進医療や抗がん剤治療は高額なので、それらをピンポイントで保障する保険に入っておく
○損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「リンククロス コインズ」、チューリッヒ生命「終身がん治療保険プレミアム」など
○介護費用は「情報戦」~介護施設、介護に関する各種制度など早めに情報収集や対策を
○A:自立しているうちに介護型併設ケアハウスに入所、B:要介護2まで在宅介護、3以上で特養に申請(自宅の近所にこだわらない)、C:要介護認定を受けたら年金額で入居出来る介護付き有料老人ホームに転居
○安くて対応の良い施設を探すには、入居率が常に高い介護付き有料老人ホームを探してみること
といったところでしょうか。
本書を読んだ感想
この手の本はいくつか読んできましたが、本書もとても丁寧な解説があったり、年金家計簿や特別支出のリストなどを実際に読者に書かせるなどの工夫があり、読んだ人は老後に関してより真剣に考えるようになるのではないでしょうか。
本書を読み、今までどこを見て良いのか分からなかったねんきん定期便をちゃんと見ました。
どこを見るべきかの解説もあり、どうやら私の場合、月に10数万円の年金がもらえそう。
でも、本書で指摘されているとおり、「特別支出」を予想し、それを含めないと計画としては不十分であり、実際に色んな特別支出がありそうですので、安心してはいけないと分かりました。
また、最終章は「介護」をテーマに話が進みますが、情報戦の重要性が語られています。
実際に著者が自ら情報戦を戦ってきており、どういう介護施設が良いのか、見学ではどこをチェックするのかなど記載されていて勉強になりました。
本書のキンドル版です。2017年出版なので、それほど古くはないでしょう。
自分の心配も必要ですが、親御さんがご健在の方はそちらの対応が先になりますね。
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