最新版を図書館で借りられたのはラッキーでした。
本書のご案内
毎年、この手の雑誌が何冊も出ますね。
大抵、内容はどれも同じで、あとは新たな変更点などをどれだけ詳しく解説しているか、写真やイラストがどれだけ見やすいかなどで選ぶのでしょう。
私の場合、書店で本を買えないので前回の確定申告は図書館にあった何年も前に出版されていたこの手のものを使いましたが、今回は新書として令和4年用のものが入っていました。
ありがたい。
しっかり読んで参考にしたいと思います。
本書で読んで参考になったこと
本書を読んで参考になったのは
○申告・納付期限の個別延長~住所地の税務署に「災害による申告・納付等の期限延長申請書」を提出すること
○特別な計算書類が必要になる場合も
・個人事業者、フリーランスの場合~申告書Bに加えて、「収支内訳書(一般用)」
・株を売った利益を申告する人~申告書Bと第三表(分離課税用)に加えて、「株式等にかかる譲渡所得等の金額の計算明細書」
○所得控除~利用できそうなのは生命保険料控除、医療費控除、配当控除
・医療費控除~1年間に支払った医療費が10万円を越えた場合
・配当控除~他の所得との合計額1000万円以下の場合に配当所得の5パーセント
○「申告書はギリギリに出したほうが税務署も忙しくて有利」というのは嘘
○アフィリエイトなんどで副収入があった場合~通常、「雑所得(収入ー必要経費)」として扱う
○株の配当金、投信の分配金を受け取った場合~源泉聴取されているので原則、申告は不要
・配当所得は、総合課税または申告分離課税を選んで確定申告もできる
・配当所得を総合課税で申告したほうが有利になる目安は、配当所得を含めて、課税される合計所得が695万円以下(投資信託の分配金なら330万円以下)
・損益通算するなら申告分離課税を選ぶ
といったところでしょうか。
本書を読んだ感想
まあ、私の場合は個人事業主とはいうものの収入など極々わずかですし、家庭やマイホームもなく、普通の人が受けられる控除もほとんど関係ありません。
ただ、普通に生活を営んでいる確定申告が必要な人にとって、本書は細かい項目ごとに、実際の申告書の用紙を使っての具体的な記入方法やアドバイスが満載となっているので、良い参考書になるはずです。
また、最新版ということで、「暗号資産(仮想通貨)で利益を得た」場合などタイムリーな情報も掲載されており、やはりこの手の本は最新版を買うべきだと思いました。
今年の期限は3月15日!
もうすぐ1月も終わりますし、2月も28日までしかないので、3月まであっという間です。
確定申告は個人事業主にとって大切なものですし、手を抜くわけにはいきませんが、時間を掛けすぎるのももったいない。
良い会計ソフト、良い参考書を利用して、適切かつ迅速に終わらせたいものですね。
こちらは別の出版社のもの。
こちらもさらに別の出版社のものです。
さらに、年金生活者や定年退職者に的を絞ったものまで。いわゆるニッチというやつですか。
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