打てる対策は早めに全てやっておくことが肝心です。
本書のご紹介
本書の著者は大村大次郎さんです。
巻末の著者紹介によれば、元国税調査官として税務局に10年勤務していたそうです。
本書のキンドル版です。
本書を読んで参考となった箇所
本書を読んで参考になると思った箇所を抜粋すると
○落とし穴は住居費~持ち家がなく家賃を毎月払う場合は生活状況が厳しくなる
○死後に腐乱死体になるまで見つからないことを避けるため、ある程度の人付き合いは必要
○死亡生命保険は最低限、医療保険も必要最小限で
○体が動く間は働けるだけ働くのがベスト
○持ち家のない人は「住み込みのマンション管理人」などがお勧め
○まだ老後に若干時間がある50代以下の人は税金が安くなる「確定拠出年金」を使いこなすべき
○安全に老後資金を確保したいひと~①確定拠出年金(元本保証タイプ)②個人年金③預貯金④NISA
○国民年金に入らないことによるマイナス面は大きい
○公的年金の額を所得控除内におさめて住民税(所得税)を支払わないようにする
○住民税の非課税者になると大きな特典がある
○フリーランサー、自営業者の年金補完制度①国民年金基金②小規模企業共済③確定拠出年金
○単身者は遺言書を書いておきべき
○故人が家族と一緒に居住していた家をその同居していた家族が相続した場合、大きな減税制度がある
○「一生賃貸生活」は老後破綻の入口になりかねない、「持ち家」が最大のセーフティーネット
○国民健康保険料は地域によってぜんぜん違う
○国民健康保険の減免制度を試してみる
○ローンが終わった家を持っている場合は生活保護は受けられる可能性がある
○生活保護でもエアコンやテレビを持っていても良いし、切り詰めた分を貯金しても良い
といったところです。
本書を読んだ感想
兄弟親族間で遺産で揉めるケースが色々と書かれていましたが、これは早めに手を打っておくべきなのでしょうね。
また、相続に関しても色んな制度があることも知っておかないと大損してしまうようです。
この辺りも早めに勉強しておく必要性を感じました。
私は賃貸アパートで暮らしていますが、一生賃貸生活は老後破綻の入口と言われるとドキッとしますね。
独りですし、狭いマンションでも良いので購入したいという気になりました。
なお、本書では、62歳で年金の所得100万円(諸控除後)のひとり暮らしの人の国民健康保険料の比較が記載されていますが、東京都新宿区で暮らしていれば17万9300円なのに対して、熊本県熊本市では21万9200円と、実に4万円ほどの差があることが分かりました。
これは大きいですね。
生活に便利な都会の方が田舎よりもずっと安いとは驚きです。
どこに住むかもよく考えなければ損をしますね。
最後に、生活保護について詳しく書かれているのですが、これも知っておいた方が良さそう。
相変わらず役所側は支給を断りがちのようですが、正しい手続きを踏めば支給されるようです。
また、以前はエアコンなど贅沢品は駄目というイメージですが、今では結構良い生活ができそうです。
最後の最後には生活保護があると分かっていれば安心です。
本書のキンドル版です。かなり勉強になりました。
個人的にはこちらも気になります。
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