【セミリタイア生活と読書】ゆるりまい『わたしのウチには、なんにもない。』を読んで

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 昔、ドラマは観たのですが、原作を読んでみます。

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本書のご紹介

 本書の著者はゆるりまいさん。

 本書の副題は『「物を捨てたい病」を発症し、今現在に至ります』となっています。

 インスタは更新が続いているようですが、ブログツイッターは途絶えていますね。
 大病を患われて復帰されているようですが、お加減はよろしいのでしょうか。

 

 本書(キンドル版)です。

本書の内容

 突然捨てることの気持ちよさに目覚める主人公。
 でも、実家ぐらしで共に暮らす母親は片付け下手。
 また、捨てることに罪悪感を感じて拒絶反応を示す祖母もいて、自分のフィールドしか片付けられず、捨てられないためストレスがマックスに。

 そんなタイミングで彼氏からのプロポーズを受け、新居での二人の生活が始まります。
 そう、自分が好きなように、望むこと全てが出来る我が家を得るチャンスが来たのです。
 ただ、そこに東日本大震災が襲ってきて、モノで溢れていた実家は壊滅状態に。
 あらゆるモノが落ちてきたり飛んできたりと凶器と化したのでした。

 結局、実家は建て替えることになり、そこに主人公、彼氏(主人公と結婚しました)、主人公の母、祖母の4人で暮らすことに。

 震災を受け、先祖の品などを捨てずに保管してきたけど本当に必要なのかと自問を始めた母親、認知症のためかモノへの執着が失せてきた祖母、このようにそれぞれに変化が訪れます。

 一方の主人公はますます捨てたい病がエスカレートします。
 何せ、建て替えたばかりのまっさらで何もない家での新生活ですから、スタートダッシュが肝心です。
 やがて捨てるものがほとんどない状態となりますが、更に捨てるものを探す「捨てのK点越え」を目指して日々努力しています。

  

 憧れの近藤麻理恵さんの本です。

本書を読んだ感想

 物を捨てて「なんにもない」生活を目指し始めた主人公に、さらに不要なものは捨てるべしとの思いを決定づけたのが東日本大震災でした。

 倒壊を免れた家の中はモノが溢れており、避難生活で必要な品もあります。
 しかし、モノで溢れている故に、結局、どこに何がどれだけあるのか把握できておらず、途方に暮れる事態となってしまうのです。

 怖いですね。
 必要な時に利用できず、逆に危険な凶器となりうるのですから。

 
 それで我が家を見回すと、床に色んなモノが放置されています。
 トイレットペーパーと水はストックがありますが、震災があってすぐに持ち出せる状態ではありません。

 震災が起きても、ザックを取り出し、何を持ち出すかを考え、それらがどこにあるのか思い出し、ザックに詰め込み、こうしてやっと外に逃げ出すことができます。

 果たして大震災の直後に、冷静にこれらのことが出来るでしょうか。
 ましてや深夜に発生し、電気も点かない状態ではとても厳しいです。

 
 本書の巻末では、特典として(?)、著者の家の写真が掲載されています。

 見事にシンプル。
 とても4人で暮らしている家とは思えないモノの無さ。
 こういうのを「潔い」というのでしょう。

 もちろん、ミニマリストではないので、最低限以上のモノはあるのですが、それぞれ逸品であり、まさに少数精鋭ですね。

 玄関脇にヘルメットの他、防災グッズが入ったザック等が整然と並べられているのも見事です。


 少しだけ私の中にある「物を捨てたい病」がウズウズしてきました。
 ちなみに、著者の作品である本書の第2弾となんにもない生活の解説本も借りているので、続けて読みたいと思います。

 

 本書です。

 こちらは第2弾。どうやら本シリーズは第4弾まであるようです。私の通う図書館には第2弾までしかないのですが(T_T)。

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