小説も読みたいのですがちょっと軽めのものを選んでみました。
本書のご紹介
本書の著者は森博嗣さんです。
はるか昔にS&MシリーズやVシリーズを読んだ覚えがあります。
その後も多数の著書を送り出されているようです。
詳しくは、著者のホームページをどうぞ。
キンドル版の本書です。スマホでも読めるので便利ですね。
本書を読んで参考になると思った箇所
本書を読み、参考になると思った箇所を抜粋すると
○原因と結果を逆に認識している人が多い
時間がないからやれないのではなく、やれないから時間がないと言い訳をしてしまう
○楽しい努力と苦しい努力との違い
他人ではなく自分が発想し、それを実現するための努力は楽しい、自分で考えることが大切
○抽象化する力
ブログに書くという行為は、少なからず他者への発信であるから、単に読んだ本、やったことなどをまとめたリストをそのまま提示されても「たいしたことない」と感じてしまう
○「もう少し早く出会っていれば」
今からでも間に合うのにこの言葉で諦め自分を納得させている。そうやって何事も見過ごしてきた人生であり、今後もレールを真っ直ぐ走ることしかできない
○学ぶことは、考えることではない
知識の吸収だけではなく、「考える」「思考する」が大切
○「国が悪い」と声をあげるまえに、自分にやれることを考える
天災、人災も全く予測不能ではないはず。何が危険で、どう対処するかを自分自身で考え対策を講じるのが先ずやるべきこと。被災しても国を責める前に自分の対策が十分だったか反省検討すべき
○借金地獄の日本
年金などは、明らかに「ねずみ講」
本書を読んだ感想
1タイトル見開き2ページで、全100タイトルあります。
小説より軽めだろうと読み始めましたが、どれも考えさせられ、読み終えるのに時間が掛かりました。
「考えさせられ」と書きましたが、考えたというレベルではなかったかもしれません。
本書でも、考えることの大切さが説かれています。
例えば、私の読書でも、単に知識を得ただけで満足していました。
とりあえずはブログのネタにもなりますしね。
しかし、ブログもただ本の要点をまとめただけでは、敢えてその記事を読む意味はありません。
それを読んで、何を考え、どう行動に移し、どういう結果を得たのかまで書かれていたら、読む価値もあるというもの。
でも振り返ってみると、深く考えることを放棄し、大勢に意見を合わせて楽をしながら過ごしてきた気がします。
そして、「でも、今さら遅い」という考えがすぐに頭に浮かんだのも良くないですね。
しっかりリセットしないといけません。
最後に、著者は年金はねずみ講と断じていますが、支払い続けて大丈夫なのか不安になりました。
自分でしっかり調べ、自分で考え判断したいと思います。
キンドル版の本書です。
S&Mシリーズは全10冊出ているのですね。どこまで読んだか記憶にありませんが。
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