【セミリタイア生活と読書】深作秀春『世界一の眼科外科医がやさしく教える 視力を失わないために今すぐできること』を読んで

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 心配事があるので、ちょっと真剣に読みます。

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本書のご紹介

 本書は眼科外科医の深作秀春さんの著書です。

 世界最高の眼科外科医に贈られるクリチンガーアワードを受賞されているとのことで、 クリチンガーアワード でググると深作医師の名前とセットでヒットしますね。

 また、氏はレーシック手術を日本で初めて成功させた医師でもあるそうです。

なぜ本書を手に取ったのか

 実は、5年ほど前のことですが、仕事中に突然、片方の目に異常が現れました。

 視界の上半分の部分は普通に見えているのですが、下半分がグレーに染まってしまい何も見えなくってしまったのです。

 痛みはなく、もう片方の目は普通に見えています。

 特にそちらの目や頭に強い衝撃が加わった訳でもなく、普通にデスクワークをしていたところでこの状態になりました。

 いきなりのことでパニックになりましたが、何とか気を落ち着かせ、しばらく待って元に戻らなければ病院に行こうと考えていたところ、3分程で元の正常な見え方に戻りました。

 ですから、結局病院には行っていません。

 そして、それから2ヶ月ほど経ったある日のこと。

 前回と反対側の目に異常が起きました。

 今回は、視界の中央付近だけ普通に見え、その周囲がグレーになって何も見えなくなったのです。

 視界全体を二重丸(◎)で例えると、内側の小さな円の中だけ視界が保たれ、その周囲は全てグレーの状態という感じでした。

 
 こうしてわずか数ヶ月の間に2回、それぞれの目に異常が現れたため、今度は病院に行きました。

 先ずは眼科で診てもらい、原因が分からないということで、脳神経外科を紹介してもらってMRI検査などを受けています。

 しかし、結局、何が原因だったのか分かりませんでした。

 個人的には「不摂生な食生活とアルコール過多」が原因で視神経を通る血管に何かが一時的に詰まったからだと思っており、しばらくは健康に気を配っていたのですが、その後に目のトラブルが起きなくなったため、元の不摂生スタイルに戻ってしまいました。

 ただ、もういい歳で、今後次々と体の不調や異変が現れるでしょうし、認知症も怖いのですが、目のトラブル、最悪失明でもなったらどう生きていけばいいのかと心配しています。

 そこで本書が目にとまったのでした。

本書を読んでメモした箇所

 本書を読み、参考になると思ってメモした箇所を抜粋すると

 ○目は唯一むき出しの大切な臓器で、常に危険にさらされているので、注意深く守る必要がある

 ○失明の原因~緑内障(28.6%)、網膜色素変性症(14.0%)、糖尿病性網膜症(12.8%)、加齢黄斑変性症(8.0%)、脈絡網膜萎縮(4.9%)
 ○日本人の平均寿命は100歳に近づいているが、目の寿命は昔と同じ60~70年が限界で、その先は手術が必要
 ○視力の低下がやる気や食欲などを低下させ、認知症や寝たきりのきっかけになることもある
 ○適切なサングラスを掛けることは目の寿命を伸ばすために重要。街では薄い黄色や薄茶色がお勧め(濃すぎるのは逆効果。冬山は別)

 ○目にいいコンタクトレンズなどない、1日8時間くらいまでとし、あとは眼鏡を使うこと
 ○眼球体操は網膜剥離を招く危険な行為(眼球を激しく動かしては駄目)
 ○ピンホール眼鏡は効果なし、見るだけで目が良くなる絵などもない
 ○目を守るのは涙~水道水や洗眼液で洗ってはいけない

 ○緑黄色野菜でルテインやゼアキサンチンをとり、合わせてビタミンCとビタミンEをとる
 ○桜えび、鮭などからアスタキサンチンを、青魚からEPAやDHAをとる
 ○アマニ油、えごま油などは積極的に、オリーブオイル、菜種油はほどほどにとる
 ○糖尿病性網膜症で失明しないためには糖質を控えること。まず、糖質制限
 ○目にはビタミンAだけでなく、ビタミンB群もかなり重要

 ○ブルーライトはできるだけ避ける、カットする
 ○1時間に1度は、手を止めて5メートル以上先をぼーっと見ることで目を休める
 ○目の疲れにはホットタオルやツボ押し、頭皮マッサージも有効
 ○首の後ろにシャワーを当てるとマッサージ効果。生え際から肩に向けてリンパを流すようにすると頭部のうっ血が解消

 ○白内障を治すには手術しか無い~50代で50%、60代で80%、70代で90%、80代でほぼ100%が白内障
 ○緑内障は眼圧などによる視神経障害で、手術で治せる病気(手術できる医師が少ない)
 ○糖尿病の合併症のひとつである糖尿病性網膜症は、失明の危険性が高い恐ろしい病気
 ○ 糖尿病性網膜症の予防には、糖質制限を優先すべき

 ○レーシックやICL手術は、技術力のある専門医にかかること(専門でない美容外科による安価な手術も受けられるがリスクが大きい)
 ○失敗しない眼科医選び~大学病院や大病院を過信しない、専門知識を有する眼科専門医(眼科外科医)であるか、検査や手術の設備は最新か、体験者の評価はどうか
 ○手術で視力は完全に回復するか~今より格段に快適になるが、完全を期待するのは誤り
 ○眼鏡をかけると度が進むというのは都市伝説~かけないとさらに進んでしまう

本書を読んだ感想

 本書からの学びは多かったと思います。

 先ず、目の寿命が60から70年ということに驚きました。
 もちろん、そこで完全に見えなくなるわけではなく、白内障など何かしらの問題が出てくるという意味でしょうが怖い話です。

 また、「眼球体操は危険」、「ピンホールメガネに効果なし」、「洗眼液は使うな」という意見にも驚きました。
 関連の書籍や商品は今でもいっぱい発売されています。

 食べ物に関しては、やはり緑黄色野菜や青魚などが勧められていますね。
 ただ、著者は「糖質制限」を推奨しています。
 糖質制限には多くの医師が肯定したり否定していますが、真に必要な分だけは摂取し、取り過ぎないようにするという解釈が良いのでしょうか。

 シャワーを使ってのマッサージ効果もあるようですが、これは私がシャワー派だから記載したもので、お風呂につかる方が効果は大きそう。  

 最後に、白内障や特に恐ろしい緑内障ですが、手術で治癒させることができるようです。
 成功率について触れられていないのですが、手術前より格段に快適になるという表現が使われているので、失敗は恐れなくて良いのかもしれません。

 ただ、著者も言ってますが、専門医でない人が行うレーシック手術では失敗や術後のトラブルが散見されるそうです。
 他の臓器もですが、特に目は失敗があったらいきなり人生が暗転してしまいますので、手術は病院の規模などではなく、執刀を任せられる信頼の医師を選ぶ必要がありますね。 

最後に

 著者の方には申し訳ないですが、学ぶべきことが多く、この記事で紹介させてもらった量が多かったかもしれません。

 しかし、情報の9割は目から入ると言われている以上、目はかなり重要な臓器ですし、本書には相当な学びがあると伝えたくて、記載せずにはいられませんでした。

 そして、目のトラブルに対して過剰なほど不安を抱えていましたが、目に良い生活とケアを実践しつつ、問題が起きても信頼できる医師がいれば何とかなりそうだと安心感を得ることが出来ました。

 目の寿命を少しでも長くするため、本書で学んだことを実践していこうと思います。


↓本書です。

↓どのジャンルにもハーバードやスタンフォード大学の教授が本を出していますね。世界一の眼科外科医と名乗る医師とどちらが優れているのでしょうか。

↓実は虫歯も治療せず騙し騙しでやってきたので、いずれ向き合うことになります。おそらく後悔することになると分かっているものの怖くて歯医者に行けません。

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