山行を本格的に再開する前に山と食について勉強し直します。
著者のご紹介
本書の著者は芳須勲さんです。
著者紹介欄によれば
管理栄養士・健康運動指導士・日本山岳ガイド協会認定登山ガイド(stage2)の資格を持つ、「健康づくり」を専門とする登山ガイド
とのことです。
著者のインスタグラムや奥様とのインスタグラムがあるようですね。
本書です。
本書を読んで参考になると思った箇所
本書を読んで、参考になると思った箇所を抜粋すると
○登山では、仲間と笑顔で会話を楽しむことができる程度のニコニコペースであれば、バテにくく体脂肪の燃焼を燃焼させるうえでも効果的
○登山では1時間に1度のペースで、糖質を中心として行動食を100~200kcal程度食べることが理想(体重60kgの場合、1時間ごとに60☓2=120kcalを取ると良い)
○運動には食欲を低下させる作用があるが、登山でも同様なのでシャリバテにならないよう注意する
○筋肉痛の予防のため登山前にタンパク質を取り、登山中もアミノ酸のサプリを摂取する
○脱水症対策~水500mlに塩1.5g、砂糖20gを混ぜると経口補水液を作れる
○熱中症対策~水だけでなくミネラルも補給する(上記経口補水液も有効)
○日常の食事を改善する~登山に必要な栄養素を体に溜めておく
○水分補給~登山口で250ml、あるきだしてから30~60分に1度、150~300ml程度の水を飲み、これで日常よりもトイレが近くなるなら飲む量を減らす(喉の乾きを感じるなら飲む量を増やす)
○生卵を持っていく場合、一度冷蔵庫に入れたものを常温に戻すとサルモネラ菌が増殖しやすくなるので、前日あたりに買ってきたものを常温のまま専用ケース+ジップ袋に入れる
といったところです。
非常食として自宅に備えておき、消費期限が迫ったものは山で食べると良いですね。
本書を読んだ感想
栄養学的な見地、例えば5大栄養素についてなど語られているので勉強になります。
ただ、ではそんな栄養学をもとにした山の食料にはどんなものがあるのか、どう調理するのかなどについては多くの記載がありません。
おすすめのメニューとしていくつかの品が揚げられていますが、どれもあまり食欲をそそらないが写真1枚に文字だけの簡素なレシピのみ。
なんだか、もったいない感じがしました。
奥様も料理に関わるお仕事をなさっているようなので、もっと山、それもキャンプではなく縦走などで手軽に美味しく、そして栄養学的にも問題のないレシピ集のようにすれば、同じタイトルでももっと魅了できた気がします。
※あくまでも個人的な感想と願望です。タイトルや帯に「レシピ満載」というワードもありません。
でも、読者は登山(キャンプでなく)をする人でしょうし、その中に栄養学を学びたいと思っている人がどれだけいるでしょう。
ここは、ソロキャンなどキャンプブームが来ているのですから、山に詳しい栄養管理士として、お手軽なキャンプでも過酷な縦走でも使えるようなレシピ集を出すべきではないですか。
映え主情主義のキャンパーに向けた味より見た目のレシピ本は結構出ていますが、岳人でもテン泊地で作って食べたいと思えるようなレシピ集を期待します!
災害発生後に慌てて注文しようとしても売り切れで買えないと思うので、備えられる時に備えておきましょう。
野菜も保存しておきたいですね。
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