【セミリタイア生活と読書】髙瀬義昌監修『おひとりさまの認知症~幸せに暮らす準備ブック』を読んで

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 頼れる家族も親族もいない、友人もいないおひとりさまが認知症になったら・・・大変でしかないと思いますが、本人は何も感じない!?

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本書のご紹介

本の写真

 本書の監修は、たかせクリニック理事長の髙瀬義昌さんです。(たかせのたかは「はしごだか」)

 巻末の紹介欄によれば、「在宅医療における認知症のスペシャリストとして、厚生労働省推奨事業や、東京都大田区の地域包括ケア、介護関連事業の委員を数多く務める」とありますね。

 これがどの程度のものなのかは分かりませんが、それなりの知見があるのでしょう。

  
  
 

 本書です。レビュー数は少ないですが、おひとりさまは今を生きるのが必死で、将来自分が認知症になるなんて想像もしていないのでしょうね。何の対策もせず、いきなり認知症になる・・・まぁ、それはそれで幸せかもしれません。(-_-;)

 

本書を読んで参考になると思った箇所

認知症イラスト

 本書を読んで参考になると思った箇所を抜粋すると

 ・認知症になったからといって、次の日からひとり暮らしができなくなるわけではない
  発症しても、日々おだやかに暮らしている方は多くいる
  家族が身近にいなくても、医療や福祉など周囲のサービスを受けて、ひとり暮らしを続けている人もいる
 ・幸せな日々をおくるポイントは、認知症の場合、「早期対応」ができるかどうか
 ・認知症の発症や悪化を招く6つの要因~「脱水」「便秘」「不眠」「低栄養」「風邪」「骨折」
 
 ・認知症の発症率~「75歳以上は1割」「80代前半は2割」「80代後半は4割」「90代前半は6割」「95歳以上は8割」
 ・「失認」「失行」「失語」などの症状が現れるのは、7~15年ほどして

 ・おひとりさまの認知症~困るのは「金銭管理」「衛生面」など
 ・自分の周りにサポート体制を確保しておくことが重要~先ず、介護保険を利用すること

 ・高齢になって入院すると、認知機能が一気に低下しやすくなる(=できるだけ入院しない=予防が重要)
 ・見守りサービスを利用する~新聞の未回収、電気ポットの不使用で業者が確認してくれるサービス
 ・地域包括支援センター、社会福祉協議会、民生委員などの支援ネットワークを活用する

 ・エンディングノートの活用~思いや希望を書いておき、その所在を読んで欲しい人に知らせておく
 ・お金があるなら、元気なうちから施設を見学しておく

 ・認知症でもひとり暮らしができる目安~「自分で靴を履いて外出ができる」「箸で食事ができる」「介助があればトイレに行ける」
 
 ・介護保険制度は、おひとりさまの認知症を支える要
 ・亡くなった後の事務処理は死後事務委任契約で~事務処理は司法書士、弁護士、社団法人、NPO法人など

 ・部屋の中を整理整頓し、遺品整理の負担を軽くする

 ・アルツハイマー型認知症の治療薬は、根本的に治す効果はなく、進行を緩やかにするもの

といった感じです。

 認知症に怯えるだけではなく、そちらの世界をのぞいてみることも必要なのかもしれません。

 

本書を読んだ感想

孤独死


 一般の人たちはどんな病気になったら怖いと怯えているのでしょう?

 多分、1番は「癌(ガン)」では?

 でも、私の場合は圧倒的に「認知症」です。

 「自分で自分を制御できない」って最悪ですよね!?


  それで独りひっそり野垂れ死ぬならまだ良いのですが、周囲の人々を巻き込んで多大な迷惑を掛けまくるなんて許せません!

 
 ただ、本書を読むと、いきなり認知症によって、自分が誰だか、自分が何をやっているのか分からない症状にはならないようです。

 段階を経て息をすることさえ忘れる段階に陥るようですが、そこまでには時間があるみたい。

 なので・・・とりあえず、「やばいと思ったら自治体、社協、民生委員などの力を借りること!」と覚えておきましょう!

 


 もはや手遅れの段階であっても、とりあえず早めに援助を依頼しておけば、最後まで面倒を診てくれるでしょう。

 日本は素敵な国ですね!

 
 

 世間的には、先ずは家族が支えるべきようです。独り身はつらいですね。(>_<)

 

最後に

 死ぬのが怖いというより、他人に迷惑を掛けて死ぬのが怖いという感じです。

 もちろん自分が誰だか、何をしているのか分からない状態で死んでいくの怖いですけれど・・・、

 
 本記事は恐怖心故に書いた記事でしたが、実際は多くのサポートがあると分かったことで安心しました。

 そして、そんな有益なサポートが多々あると分かった状態で年を取り、早め早めにサポートを依頼しつつ、得られる援助を全て受ける・・・。

 これが独り身に出来る最大の自己保身策のような気がします。

 

 いずれにせよ、周りに迷惑を掛けない準備や受けられるケアに関しての予習が必要です。

 もちろん、お金もあった方が良いでしょう。


 「認知症の心配なんてずっと先のことだし、なっても家族がいるから大丈夫」と思っている方!

 
 認知症って40歳から64歳に発症する初老期認知症がありますし、また、18歳から39歳までに発症する若年期認知症というのもあるそうです。

 
 若いから、結婚しているからといって安全・安心なわけではないんですよ!

 「好きだった趣味に興味がなくなった」「探し物が多い」「着替えがおっくうで、服装に無頓着になった」といった兆候はないですか?

 これって、軽度認知障害か初期の認知症の可能性があるそうです。

 さぁ、本書で認知症の発症や悪化を招く6つの要因(「脱水」「便秘」「不眠」「低栄養」「風邪」「骨折」)が挙げられていますが、これらを防いで末永く健康でいられるようにお互い頑張りましょう!


 なお、最近のニュースで治療薬も開発されつつあるようなので期待大ですね。

 

 サプリも悪くないと思いますが、一度飲み始めたらずっと飲み続ける必要があるのでしょうね。(^^;)


 

 ガッテン!・・・NHKは観ませんが、復活して欲しいですね。

 
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