先ず、お詫びと訂正を。
昨日の記事で、4ヶ月ぶりの山行と書きましたが、正確には先月、新規購入のトレランシューズを試すために、長者原から法華院温泉山荘まで出掛けていました。
ただ、この時は純粋にシューズのテストだったので山行という思いはなく、山行記録にもメモしていませんでした。
今回の目的
最近はキャンプブームということで、テレビでもよく取り上げられていますし、ユーチューブでも芸能人だけでなく一般の方も多くキャンプ動画を上げています。
私の場合、これまでは『より軽く、よりコンパクトに』といったUL(ウルトラライト)志向だったのですが、軽くて行動が楽になる分、不便で我慢を強いられることもありました。
そのため、最近はアルコールストーブやエスビット燃料ではなく、OD缶、CB缶を使うようになっていますし、食事もアルファ米ではなく生米を持参して炊くことが多くなりました。
そこで、今回は久しぶりのテント泊(多分、1年4ヶ月ぶり)を行い、お米を炊いて肉を焼き、ビールを飲むという楽しみを久しぶりに味わうことを目的としました。
また、スマホで動画を撮影し、編集までやってみるというテストも兼ねています。
さらには、裏のテーマで『体重を落とす』というのがありました。
いざ、坊がつるへ
今回は途中で山に登ったりしないので、お昼に長者原を出発しました。
あまり早く到着してしまうと暑さでバテてしまいますからね。
荷物は15キロでしたが、息は切れるものの思ったより足が動きます。
毎朝、1万歩程度の散歩をしているからでしょうが(体重は落ちませんが)。
このコースは林の中を歩く箇所が多く、日差しを良い感じで防いでくれるので助かります。
途中、下山途中の女性から声を掛けられました。
その方は前日から坊がつるでソロキャンプをしていたようで、昨夜は天の川がとてもキレイだったと感動されていました。
確かに坊がつるでテン泊するたびに夜空を眺めることを楽しみにしていたので、今回もきれいな星空が眺められることを期待して登り続けます。
途中の雨ヶ池。
登り始めてちょうど2時間後に坊がつるに到着しました。
お楽しみと昼寝と夕食と
先ずはテントを設置します。
陽が高いので木陰を選びました。
この後、法華院温泉山荘へお買い物。
念の為、100均で購入した鍵を使います。
坊がつるではありませんが、他県のキャンプ場で、テントを設置した後に山登りに出掛け、戻ってみるとテントが盗まれていたという事件があったそうです。
確かに高級なテントは10万円を超えますし、テントに名前を書く人は少ないでしょうから、一旦盗まれてしまうと、後に見付けてもそれが自分の物と判断するのは難しいでしょう。
ごらんのとおり、鍵を掛けたと言っても形だけです。
昔の人が戸に御札を貼った感じで、泥棒に良心を思い起こさせるだけの効果しかないでしょう。
さて、法華院温泉山荘に向かったのですが、目的はただ1つ。
そう、これです。
山の上の野営場で冷えたアルコールが買えるって最高ですね。
予算の都合上、焼酎は担ぎ上げてきましたが、ビールはこちらで冷えたものを購入しました。
黒ラベル500ミリリットルで450円です。
普段ならとても無理ですが、気を奮い起こして野営場まで無事にやってきたご褒美として許しましょう。
テントに戻ると、担ぎ上げてきたつまみとともに頂きました。
ビールについては動画で撮ったものの、写真撮影は忘れていました。
この後、1時間ほど昼寝をしました。
それから夕食作りです。
先ずはメスティンでご飯を炊きます。
メスティンはトランギア製のもので、バーナーはプリムスのスパイダーストーブⅡです。
元はOD缶用ですが、CB缶に接続できるようにアダプターを付けています。
ただ、正規の使用法ではないのでお勧めしません(要は自己責任ということです)。
最初は強火に掛け、沸騰したら弱火でしばらく炊いていくのですが、炊けたかどうか最終的に頼るのは『匂い』です。
『少し香ばしい香りが出始めたんじゃないか』というくらいで火からはずし、蒸らしに入ります。
その待っている間に、お肉を焼きます。
安物の味付け肉ですが、割引シールがついていないのに買っちゃうなんて豪気なものです。
これをフライパンで炒めていきます。
ちなみに、お肉の隣りにある容器は、100均で買ったボトルです。
液体を入れてもこぼれないと謳っていましたが、たしかに油の漏れはありませんでした。
今回使ったフライパンはユニフレームの『山フライパン』で、直径が17センチと、ソロキャンプで使うにはちょうど良い大きさです。
それほど重くもなく、焦げにくい加工もしてあるので、手入れも楽です。
ご飯も良い感じで炊きあがり、お肉とともに美味しく頂きました。
この後は焼酎をちびちび飲んでいきます。
そして夜中にテントから起き出して夜空を見上げました。
期待どおりの満点の空。
ただ、残念ながら私のスマホではこの美しい星空を収めることはできませんでした。
撤収、下山
お酒のせいなのか、久しぶりのテン泊で興奮していたのか、テントを張った場所が小川の直近で川の音が大きかったからなのか、熟睡は出来ませんでした。
1時間くらいおきに目が覚め、またうつらうつらすることが続いて朝を迎えています。
予定では、朝から棒ラーメンを作って食べるところでしたが、水だけ飲んで撤収作業に入りました。
周囲を見ると、三俣山南峰の山頂が赤く染まっていました。
撤収作業も終わり、坊がつるに分かれを告げました。
最終的に15張くらいのテントがあったと思います。
いつも転ばないよう下を見続けていたので、帰りは上の方も気にしていると、もう紅葉が始まっていることが分かりました。
帰りは1時間40分ほどで長者原に到着。
これで今回の山行は終了です。
今回の感想と今後の予定
リハビリハイク、リハビリキャンプとしてはまずまずです。
体重に関しては1.8キロほど減っていたので悪くはないでしょう。
ただ、面白みに欠けますね。
参考になる記事ではありませんでした。
法華院温泉山荘も自販機だけの紹介でしたが、温泉もありますし食堂もあるので、時間とお金に余裕が出来たら一度泊まってみたいものです。
今後ですが、買ったまま一度も使っていないオイルランタンや焚き火台、照明器具などが手元にあり、これはどちらかというとオートキャンプ用なので、オートキャンプ場で試そうと思います。
また、2泊程度のテン泊を伴う縦走をやって体を慣らして行きたいですね。
祖母・傾、背振山系、屋久島縦走などは経験していますが、他はどこでしょうか。
九州脊梁か大崩・傾・祖母などですかね?
九州か中国四国で良いコースをご存知なら教えてください。
よろしくお願いします。
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