テーブルマナーは身に付いてますか?
本書はコミックで、テーブルマナーが分かりやすく解説されています。
本書のご紹介
本書の著者は森下えみこさんです。
テーブルマナーの講師をされている小倉朋子さんが監修しています。
森下さんは敬語やマナーに関するコミックを出しているようです。
小倉さんはフードプロデューサー、大学講師の肩書があるようですね。
本書を読んで参考になった箇所
本書を読み、参考になると思ってメモした箇所を抜粋すると
○「同席者の顔を見ながら食べる」~きれいに食べることだけで頭がいっぱいになると俯きになりがち、背筋を伸ばして相手を見る
○「指先まで美しく」~ナイフやフォークの正しい持ち方が身に付けば、リラックスして食べられる
○「自分の一口サイズを口に入れる」~頬張りすぎて会話のリズムを崩さない
○「刃の向きに注意」~ナイフの刃を相手に向けない、話す時に箸は箸置きに、ナイフとフォークはハの字をキープ
○「音を立てない」~カトラリーを正しく持ち、正しく扱えば音は出ない
○「盛り付けを崩さない」~天ぷらなどの「山盛り」は手前から、お造りなどの「平盛り」は端から(右→左→中央)、スイーツはイチゴやトッピンから食べない
○「食後も美しく」~残った骨やヘタを片隅にまとめる、会計もスマートに、食べ終えたらいつまでも居続けない、同席者や店の人に謝意
○箸置きがない場合は、箸袋で箸置きを作る
○「渡し箸」~食器の上に箸を渡して置くことで、マナー違反
○ナイフが1対しかなく、ナイフレスト(箸における箸置き)がある場合は、ナイフレストにカトラリーを置いて次の料理を待つ
○ナプキン~「準備OK(料理持ってきて)」の合図なので全員揃ってから広げる、食事中は二つ折りにして折り目を手前に、口は内側で拭く、席を外す時は椅子の上に、食べ終えたら畳まずにテーブルの上に置くと「美味しかった」の意味に
○和食以外は、器は持たない、動かさない
○担々麺(汁物)~麺は一口分だけ箸につまみ、口に入れたら麺の下を箸で掴んで下にずらしながら麺を送る(麺の端が揺れなければ汁がはねない)
▷れんげを受け皿代わりに使うと上品、スープを飲む時は箸は置いて、れんげを右手に持ち替える
○パスタ~フォークの隙間に3~4本麺を取り皿と垂直にくるくると巻きつける、イタリアでは巻く時にスプーンを使うのは子供だけ
○ご飯~茶碗の場合は左手前から右奥に食べ進める、皿の場合はナイフでフォークの腹にのせ、フォークは左手に持ったままで食べる
○スープ~手前から(英国式)でも奥から(仏式)でも良い、すくう量はスプーンの3分の2くらい
○さくらんぼなど種のあるフルーツ~種は手で隠しながらスプーンに出し、ナプキンの間に隠す
○お鍋など~「直箸」「逆さ箸」はNG
といった感じです。
本書を読んだ感想
テーブルマナーなんて社会に出るまで習ったことはありませんでした。
今どきの学生さんは授業などで習うのでしょうか。
個人的に参考になったのは「盛り付けは崩さない」というマナーですね。
これまで、好きなものから食べていたので、すぐに盛り付けを崩壊させていました。
形を崩さぬよう、手前から食べるのがマナーだそうです。
また、麺類についても、箸は口まで麺をすすり上げるためだけに使っていましたが、汁をはねさせないよう、下にずらす形が正解でした。
レンゲも持ちかえることなく、右手に箸を持ったまま、レンゲは左手に持ったままでスープを飲んでいました。
でも、私が行くラーメン屋には箸置きなどありませんし、箸袋も付いていません。
そうなると、器の上に箸を置きたいところですが、それは「渡し箸」でマナー違反。
テーブルに直で置くのは汚れるし、衛生面でも良くありません。
箸置きを作ろうにもナプキンはなく、ティッシュはありますが、この場合の正解は?
その他、ご飯も食べる方向があるとは知らず、ずっと先ず中央か食べ始め、後は何も考えず適当に食べていました。
うーん、奥が深いですね。
さいごに
私はもうマナーを心配する食事の機会はなさそうですが、会社勤めなどしている方などは最低限のテーブルマナーを身に付けておいた方が良いでしょうね。
せっかく仕事などで信頼を勝ち得ていたとしても、テーブルマナーの悪さに失望されて見下されるのは悲しいです。
しかも、その相手が恋人だったら・・・。
アフターコロナ、ウィズコロナ時代の食事がどう変化するか分かりませんが、いずれ大切な人、重要な人と食事をともにする機会が必ず訪れます。
なので、テーブルマナーが問われる食事の場が減っているこの時期こそ、身に付けておくべきマナーをしっかりと会得しておきましょう。
↓本書です。コミックなのでとても分かりやすい内容になっています。
↓テーブルマナー以上に身近で難儀するのんが敬語の使い方ですよね。こちらも早めの対策が今後の人生を大きく左右します。バカにされたり恥をかくのは嫌ですからね。
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