【セミリタイア生活と読書】沢木耕太郎『深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン』を読んで

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 とうとう最終巻となりました。

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本書のご紹介

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 『深夜特急1 香港・マカオ』、『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』、『深夜特急3 インド・ネパール』、『深夜特急4 シルクロード』『深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海』に続く6巻目で、舞台はイタリア、スペイン、ポルトガル、そして最終目的地であるイギリス・ロンドンとなります。

 本書です。

 文庫版の全6巻セットです。

 

本書を読んだ感想

 やはり、最後まで外国人のお金に対する卑しさ、ずるさ、ルーズさに馴染めませんでしたね。
 イタリアでの釣り銭もそう。
 釣り銭の端数を勝手に懐に入れたり、釣り銭を渡さず代わりに安いキャンディーを渡したりなど。
 騙す気がなく、それが普通という感覚が理解できません。

 ただ、イタリアのスパゲティーはさすがに美味しそうでした。
 本場の味というものを味わってみたいものです。

 また、パリでの牡蠣と白ワインというのも魅力でした。
 どうやら、私は食事に重きを置いた旅行が合っているのかもしれません。


 やがて、主人公はとゴール地点であるロンドンに到達します。
 そして、公衆電話からダイアルして電報を打ちます(実際に送ってはいませんが)。
 そのメッセージとは・・・。


 主人公の決断もありだと思います。
 生きること自体が旅であり、生きている以上、旅も終わらないので。

 でも、何だかホッとしました。

さいごに

 とうとう読み終えてしまいました。
 若いうちに読むべき本でしたが、老齢となった今読んでも心を揺さぶるものがあったのは確かです。

 もはや世界を放浪する気力も体力も、何より資力がないのですが、人生が旅である以上、今の私も「Being on the road.(道の途中、道の途上)」なのです。

 最後まで良い旅を続けたいものです。

 あと、せめて英会話はある程度出来た方が良いと分かりました。
 勉強を再開します!

 

 

 本書です。

 文庫版の全6巻セットです。

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