【セミリタイア生活と読書】沢木耕太郎『深夜特急1 香港・マカオ』を読んで

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 とうとう読むことにします。

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本書のご紹介

 皆さんご存知、沢木耕太郎さんの作品です。

 ウィキペディアを見ると、『深夜特急 第一便 黄金宮殿』が出版されたのは1986年ということで、今から36年も前のことなのですね。

 もちろん、『深夜特急』についてはずっと前から知っていたのですが、なにか背中を押されそうな気がして敬遠していた気がします。

 しかし、もういい歳ですし、逆に心を動かしてもらいたいという気になり読む決意をしました。

 

 本書です。

 全6巻セットです。アマゾンではいずれの巻も高評価。流石ですね。

 

本書を読んだ感想

 物語はインドのデリーから始まりますが、主人公と同様、フランス人のピエールに我が身を重ね、恐怖してしまいます。

 生きることに意味を見出だせなくなった者、希望を失った者。

 もしかすると今の自分もそうなのではないか、周りからそう見えるのではないかと不安になりました。

 

 舞台はインドの手前、香港に戻り、そこで主人公はギャンブルに身を投じます。

 ギャンブルなんて必ず親(胴元)が儲かるように仕組まれていますが、子の全員が負けるわけでもありません。
 出目の法則を見付けたり、ディーラーの癖を見付けたりすれば・・・。
 それが楽しいのでしょうね。

 私も若い頃はパチンコをやったりしましたが、すぐに博才がないと分かったので、身を崩さずに済みました。

 ただ、当時、本書の主人公のように「やろう、とことん、飽きるか、金がなくなるまで・・・」と思い切れるタイプだったら、私の人生は大きく変わっていたのでしょう。

 今の私の歳で失敗したらもう取り返しがつきませんが、若い内だったら大勝負に挑むのも悪くないかもしれません。

 まあ、私もいい歳で安定した会社員という身分を捨てセミリタイア生活に踏み切っており、それこそ人生最大のギャンブルだったと言えるかもしれません。

 さて、私の勝負は勝ちなのか負けなのか、答えはいつ出るのでしょう。

 
 
 私の場合、本書の主人公と同様、学校で英語を習っただけで、しかも学んでから英語を使うこともなく長い時間が過ぎてしまったため、ほとんど忘れている状態です。

 毎年、新年の目標に英語の再学習を掲げるものの、まったく続けることができません。

 そんな状態で海外なんて無理だとも思うのですが、実際どうなんでしょう。

 スマホの翻訳ソフトなどを使えば、何とかなるのでしょうか。

 まあ、香港など漢字圏なら主人公のように互いに漢字を紙に書いて何とか意思疎通を図るということも出来るかもしれませんが。

 現代の日本では若いバックパッカーが減ったと言われているそうですが、今でも(コロナ前ですが)海外に出掛けている若者はいるはずですし、彼らがどれほどの準備をして出掛けているのか興味があります。

おわりに

 文庫版は全6巻で、幸い私が通う図書館には全巻揃っています。

 1冊の分量もちょうど良い感じですし、2巻以降も楽しみです。

 もちろんずっと前の本ですから、当時と各国の環境は大きく変わっているでしょうし、これから旅する際の参考とはならないかもしれませんが、昔を知っていることで変化が分かり、旅行先の現在をより楽しむことができる気がします。

 次巻は「深夜特急2 マレー半島・シンガポール」。
 どんな旅となるのか期待いっぱいです。

 

 本書です。

 こちらは6巻セット。合本版もありますが、読みやすさを考えると、こちらが良いかと思います。

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