『深夜特急2 マレー半島・シンガポール』を読む前に本書を読んでみました。
本書のご紹介
本書の著者は藤村正憲さんです。
著者紹介欄には海外投資コンサルタントとあり、マレーシア、マカオ、珠海、バンコク、フィリピン、コソボを拠点にしているとのこと。
「国際自由人」として動画やSNSで情報発信しているようです。(国際自由人とは!?)
2014年出版ですが、そこまで古くもないので参考にはなるでしょう。
本書を読んで参考になった箇所
本書を読み、参考になると思ってメモしたものを抜粋すると
○マレーシアの魅力
・地震がない、台風がない、テロがない、原発もない
・日本フレンドリーな国民性
・物価が日本の半分から3分の1
・定期預金の金利は3%強
・英語が自然と身につく
・マレーシア以外の国を源泉とする所得は非課税(日本の年金も非課税扱い)
○ジョホール・バルの魅力
・物価が日本の半分から3分の1
・大規模な都市開発が進行中で生活レベルも向上
・MM2Hという最長で10年間滞在できるビザを取得して物価の安いジョホール・バルで暮らし、車で40分のシンガポールで遊んだり起業する手も
・MM2Hの取得には、定期預金が必要(50歳以下が約1000万円、50歳以上は約500万円)
○マレーシア生活
・人口2900万人、約7割がマレー系、3割弱が中国系、1割弱がインド系
・国教はイスラム教
・酒税が高いため、お酒は日本の価格とあまり変わらない
・水洗いトイレ(備え付けのホースでセルフウォシュレット)が基本で、紙を置いてない場合が多く流してもいけない
・日本の国民健康保険が使える(マレーシアで使った分戻ってくるわけではないので注意)
・マレーシアでHSBCのプレミア口座(約600万円の預入金額が必要)を開設すると、自動的にMM2Hが手に入る
・防犯意識を高く持つ
・英語を理由に海外に出るのを控えるのはもったいない、でも勉強はしておいたほうが良い
・「正しく日本を理解しておく」~かつて日本はアジア各国に侵攻した事実~自分なりの解釈を持つこと
といったところです。
本書を読んだ感想
8年前の本ですが、今もそれほど当時と変わらないでしょう。
なので、大部分は今でも通じてとても参考になる気がします。
先ずは、地震や台風がない(少ない)のは大きなメリットですね。
原発がないのは事実でしょうが、テロもないというのは信じられません。
そして、何より物価が安いのが魅力です。
私はセミリタイア生活に入っていますが、月々の収入を生み出すブログやユーチューブがなく、日々の生活費を切り詰めている感じです。
なので、(本書が出た8年前は)日本の半分から3分の1の物価である地域で暮らせるのはとても魅力的ですし、そういった所でしか海外移住の選択肢はありませんね。
なお、英語必須なのは仕方ないですね。
もう歳なので、単語帳を読んでも頭になかなか入ってきません。
なので、現地で使わざるを、学ばざるを得ない環境に身を置くしか手はないと悟りました。
あと、本書で何度も出てくるMM2Hというビザが重要なようです。(今もあるのでしょうか?)
これを取得するためには、本書の出版当時で500万円から1000万円くらいのお金が必要なようです。
やはり、自由への切符代はそれなりにの価格ですね。
最後に
セミリタイアも、しっかり業績・結果を残してガッツリ資産を得てから始めるタイプと、倹約節約で最低限の資金を貯めてから始めるタイプがありますが、もちろん私は後者です。
そんな私がマレーシアで優雅な生活を送るには先ず500万円~1000万円のお金が必要なようですね。
また、本書によれば単身向けで安全・快適な住まいは少ないとのこと。
そうなると、諦めるか、逆玉で結婚するしかないのでしょうか。
まあ、独身、既婚者いずれにせよ、日本でまっとうな生活を送っている人には参考になる本だと思います。
もちろん、私のような道を踏み外した人にも参考になる点は多かった気がします。
私がチェックしていたブロガーやユーチューバーは大抵タイで暮らして(遊んで)いる人が多かったのですが、本書を読んでマレーシアの評価が高まりました。
現在、ブログをベース(収益なし(T_T))に、クラウドソーシングで収益を得ようと思っていますが、それなら日本に居住する必要はありません。
でも、年老いた親がいる以上、日本を離れるのは厳しいです。
結局、人は「血」に縛られるのでしょうね。
それを拒絶する勇気もありませんし、拒絶してはならない気がします。
『完全なる自由』は得られるものなのでしょうか。
得たとしてどんな心境に至るのでしょうか。
国際自由人ですか。頑張って下さい!
子育て論も書いてるみたいです。
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