【Day21~2020.9.30・曇I雨】
今日は十夜ヶ橋でテン泊予定であり、時間的に余裕あり。
9時には十夜ヶ橋したので、ゆったりオズの湯に浸かって
昼間から酒でも飲もうかと考えていたところ、オズの湯は
閉店と知り急遽予定変更。
臥龍の湯を目指すことに。
そして温泉そばの亀山公園の東屋に宿泊。
できれば十夜ヶ橋の下で眠りたかった。
(移動~23.66km、31,868歩)
【Day22~2020.10.1・晴】明石寺、仏木寺、龍光寺
5時過ぎに出発。
まだ暗いので遍路道は進まず車道を進むが鳥坂トンネルは
歩道がなく、危険を感じた。
車道を行く場合、歩道がないトンネルを進むことが何度もあるので
マイ蛍光たすきがあった方が良いかもしれない。
(トンネルによっては入り口にたすきが用意されているが)
43番明石寺、42番仏木寺、41番龍光寺に納経。
それぞれの寺はコンパクトでいい雰囲気。
今日は道の駅みまに宿泊。
テントを張るため暗くなるのを待っていると
別のお遍路さんがやってきた。
その人はテントなしで寝袋のみのスタイルということで
自分が東屋を利用させてもらった。
(移動~45.63km、61,457歩)
【Day23 ~2020.10.2・晴】
3時半起床、4時20分出発。
日中がまだ暑いこともあり朝暗くても涼しい内から
出発するスタイルが確立している。
次の観自在寺までは50km以上あるので
途中で野宿することになるが、針木ふれあい広場に
良い場所があるとのネット情報を得た。
着いてみるとただの狭い広場だが、立派な東屋とともに
休憩できる小屋と隣接するキレイなトイレが有る。
その小屋の中には寝袋やマットまで用意されていた。
しかも内鍵が掛かるのでとても安心できる。
こうして休憩所で休むことにしたのだが、夜中にトイレに
行き、しばらくすると何者か(男)がトイレにやってきて
トイレの個室のドアを空け「いねえな」と言いながら
去っていった。
隣で自分が休んでいる休憩所は覗いていない。
一体何者?何の目的でやってきた?
とりあえず内鍵が掛かる場所で良かった。
なお、この休憩所はとてもキレイなのだが
やはり夜中にフナムシとともに、Gが出た。
また、この公園に着く途中で、かつてお遍路をされた方から
500円硬貨をいただいた。
さらに、途中で挨拶を交わした農家の方から愛媛みかんを
いただいた。
愛媛の方々にも感謝。
(移動~38.17km、51,403歩)
【Day24~2020.10.3・晴】観自在寺
10時過ぎに40番観自在寺に到着。
ここの宿坊に泊まろうかと思ったが、足を伸ばして
久しぶりにビジネスホテルに泊まることにした。
40番で距離的にちょうどお遍路の半分が終わった
感じのようで、疲れも溜まっており、左足もかなり
痛むのでしっかり休むことにした。
(移動~33.23km、44,757歩)
【Day25~2020.10.4晴/曇】延光寺
今日で愛媛を離れ高知県に入る。
延光寺を目指すが、予定では途中の遍路小屋に
ザックをデポすることに。
しかし、その遍路小屋には先客がおりテントを張って
中で寝ている様子。
もう8時を過ぎているのにお遍路さんが寝ている?
テントのそばにはお遍路さんの装備品が置いてあるが
お遍路さんを装うホームレスもいるとのこと。
そんな奴のそばに大切なザックは置いていけない。
そこでデポは中止し、抱えたまま延光寺を目指した。
10時前に延光寺で納経し、13時前に道の駅すくもに
到着。
まあ8時間既に歩いているので、ここで休むことにした。
広場にステージがあり、その影にテントを張った。
夕方に現れた若いお遍路さんは堂々と広場にテントを張る。
野宿はステルスが基本だと思っていたが、その堂々さに感心した。
(移動~35.82km、48,242歩)
【Day26~2020.10.5・晴】
2時頃に一時的に雨。4時半に出発。
28号線経由で竜串へ。
それほどアップダウンは激しくなかったが道路脇のゴミがひどい。
28号線を歩き切ったところで、道路脇に車を止めていた
高齢女性と目が合い、挨拶すると、接待しようかと言って
ロールケーキとみかんのお接待を頂いた。感謝。
12時過ぎに道の駅土佐清水に到着。
小さな道の駅で東屋もあるが中にはテントを張れず
その前に張った。
(移動~36.39km、49,010歩)
【Day27~2020.10.6・晴】金剛福寺
3時半起床。明け方は寒くなってきた。
9時半過ぎに金剛福寺に到着。池があって良い雰囲気。
14時にじんべえ広場に到着。
周囲には小さな店が1つあり、パンなどは買えたが
酒は買えず。
なお、広場前の建物にコインシャワーがあり汗を流せたのは
ラッキー。
どうやら台風が近づいてきているとのこと。
(移動~45.46kg、61,231歩)
【Day28~2020.10.7・曇I雨】
海のバザールは野宿禁止とのこと。
そこで伊田観音寺まで足を延ばす。
ひたすら歩いて到着し、中に入ると宿泊は大丈夫のよう。
しかし、隣りにあるトイレの扉を開けてみると
上からGが降ってきて、足元にも数匹のGがうごめいていた。
とても使用に耐えない。
しかし、観音寺は照明もあり電源もあり宿泊地としては上々。
ここにて台風をやり過ごすことにした。
なお、近くには小さな食料品と酒屋があり、酒だけでなく惣菜や
刺し身など買えたのは助かった。
(移動~48.61km、65,474歩)
【Day29~2020.10.8・雨】
今日は伊田観音寺にてゼロデイ。
近くの店で酒と食料を買ってボーッと過ごす。
電源があるのがありがたい。
【Day30~2020.10.9・雨】
今日も雨なのでゼロデイに。
【Day31~2020.10.10・晴】岩本寺
11時に土佐佐賀温泉こぶしのさとに着き、温泉に入る。
敷地内に立派な遍路小屋があり、夕方着だったら
ここに泊まっていたと思うが、2日のゼロデイを挽回すべく
先に進む。
15時に37番岩本寺に着。
16時過ぎに道の駅あぐり窪川に到着。
敷地内に東屋はあるが宿泊するのは認められていない感じ。
従業員が去るのを待ってからテン泊。
(移動~40.89km、55,071歩)
【Day32~2020.10.11・晴】
4時過ぎに出発しひたすら国道56号を歩く。
七子峠はずっと下り坂だったら順打ちだったら、ましてや
遍路道だったら大変だったと思う。
中土佐のコインランドリーで洗濯休憩。
下着の着替えは上下3着しかないので洗濯のタイミングが重要。
12時前に道の駅かわうその里須崎に到着。
先に足を延ばしてもいいが、左足の裏全体に痛みが走るため
ここで休むことに。
人が去るまで時間を潰した。
なお、道の駅前のコンビニにはカワウソのバルーンが置かれており
多くの人が写真に収めていた。
(移動~39.18km、52,761歩)
【Day33~2020.10.12・晴】青龍寺
午前0時過ぎから雨がぱらつき、急いでパッキング。
雨はすぐに止んだが、またテントの設営などしたくないので
そのまま出発した。
8時前に青龍時に到着。
まだ午前中だが、時間的には結構歩いているので寺の近くにある
竜の浜公園に泊まることに。
幸い、近くに三陽荘という宿があり日帰り温泉として利用できる。
そこで三陽荘に行き風呂に入りたいと告げると、温泉を汲み上げる
装置が壊れてただの湯沸かしの温泉なので料金はいらないとのこと。
掛け流しでなくても500円くらい取っても構わないのに
商売人のプライドを感じるとともに感謝して無料で入らせてもらった。
この後、近くにある小さな商店で酒を購入し、公園でテン泊。
(移動~36.55km、49,227歩)
【Day34~2020.10.13・晴】清瀧寺、種間寺、雪蹊寺
4時15分出発。前日の温泉でしっかりマッサージしたためか
足の痛みも和らいだ気がする。
35番清瀧寺、34番種間寺、33番雪蹊寺に納経。
この後、桂浜に足を延ばすが正直それほどの感動は無し。
14時に種崎千松公園に到着。
いい感じの東屋があり宿泊。
なお、この公園の直前にある浦戸大橋は自分のような
高所恐怖症の者にとってはかなり厳しい。
これまでの行程の中で最も緊張した。
(移動~45.32km、61,035歩)」
【Day35~2020.10.14・晴】禅師峰寺、竹林寺、善楽寺
6時半前に32番禅師峰寺に到着。
岩がうまく配置されて趣がある。
また、参拝者のために無料サーバーがあるなど良い寺。
トイレもキレイ。
9時に竹林寺着。キレイな建物で五重の塔も立派。
かなり潤っている寺とみた。
11時40分に善楽寺に到着。
13時45分に土佐国分寺に到着。
17時前に松本大師堂に到着。
事前に集めていたネット情報ではここで野宿できるはずだが
野宿不可との張り紙があり、ちょうどやってきた管理人からも
駄目だと言われた。
しかし、道向いのフラットなスペースならテン泊していいと
許可をもらい、テントを張らせてもらった。
天気が良かったからいいものの、雨だったら大変なことだった。
(移動~38.66km、52,063歩)
【Day36~2020.10.15・晴】大日寺
5時過ぎに出発。この時間帯は暗いがとても気持ちいい。
6時半前に28番大日寺に到着。
その後、ウェルプラザ洋寿荘の敷地内に設置された
お遍路さん用の休憩施設を利用させてもらう。
キレイなトイレが有り、無料のお茶のサーバーがあるなど
信じられないくらい素晴らしい施設。
思わず長居させてもらった。
その後、暑さに何度も足を止めながら先に進み
午後1時過ぎにカリヨン広場に到着してテン泊。
(移動~40.07km、53,963歩)
【Day37~2020.10.16・曇】神峯寺
4時15分に出発。
道の駅大山は往来の乏しい旧道にありここに泊まるのは
少し気がひける。
8時に神峯寺に到着。
途中でザックをデポしていたから助かったがかなり坂がきつい。
10時半前に道の駅田野駅屋に到着。
ここもテン泊可との情報だったが、野宿禁止との張り紙が。
そばの公園に東屋があり、直近に温泉もあったがその東屋が
小さくて雨に耐えられなさそう。
諦めて先の道の駅を目指す。
16時、道の駅キラメッセ室戸に到着するがテントを張る場所がない。
予報では間もなく雨が降るとのこと。
地図を見て元橋の先に休憩所があるようなのでそこを目指す。
既に周囲は暗くなった中、休憩所に到着。
大きな東屋で多少の雨なら耐えられそう。
そこでここにテン泊すると決めたが、いかんせん国道沿い。
しかも帰宅ラッシュの時間。
車が来ないタイミングを見計らってテントを設営して休んだ。
(移動~54.38km、73,234歩)←今回のお遍路で最高記録
我ながら良く歩いたものだ。
【Day38~2020.10.17・雨】金剛峯寺、津照寺、最御崎寺
3時過ぎころから雨。
6時10分に金剛峯寺着。
8時50分に津照寺着。
11時40分に最御崎寺に着。
この後、シレスト室戸という施設に到着。
ネット情報ではここの敷地内に宿泊可能だったが
それは不可とのこと。
ただ、隣接する駐車場や東屋は公共のもので
野宿する者もいるらしく、そこを案内しているとのこと。
確かに東屋やトイレがあり、強い雨が降らなければ何とか
しのげそう。
そこで、シレストの温泉に入って時間を潰し、雨があがった
夕方に東屋に移動してテントを張った。
幸い、その後は雨は降らず助かった。
(移動~24.26kg、32,674歩)
【Day39~2020.10.18】
4時25分に出発。
遍路小屋室戸は今ひとつ。
デザインの奇抜さに力を入れている感じで
休むには適しておらず、野宿したい歩き遍路のことなど
一切考慮されていない感じ。
まあ、宿泊施設や料理店などにお金を落とすお遍路が
大事だという理論は理解できるが。
12時40分、海の駅東洋町着。
今ひとつのため宿泊地としては魅力に欠ける。
15時20分、遍路小屋宍喰着。
2階建ての構造でトイレも有り。
狭小のテントなら張れる程度のスペースがあるので
強引にテントを張った。
トイレはキレイではないが使えないこともない。
とりあえずこれにて高知県終了。
お接待は1回のみ。
コロナのせいか、県民性か。
挨拶しても特に男性はちゃんと返してこない。
シャイなの? それとも残念な人が多いの?
(移動~46.83km、63,069歩)
【Day40~2020.10.19・雨/曇?】薬王寺
4時前に出発。多少雨が降るが強くはなく助かった。
12時、薬王寺の直前にある道の駅日和佐着。
となりにセイムス、、目の前にファミマ。
敷地内には立派な東屋がある。
さらに、すぐそばの薬王寺の直下にコインランドリーもある
銭湯があるという夢のような環境。
今日は絶対ここに泊まると決めて、まず東屋に荷物をデポ。
次に隣のセイムスでビールを買って昼から一杯。
これでエネルギーを充填してから薬王寺に。
その後、温泉につかり、洗濯をして東屋に張ったテント内で
まったり過ごした。
(移動~41.68km、56,136歩)
その③に続く。
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