色々と考えさせられる絵本でした。
著者と本書のご紹介
本書の著者は、ヨシタケシンスケさんです。
著者はSNSなど(多分)やっていないようですが、公式サイトがあるので興味を持たれた方はそちらをどうぞ。
その公式サイトによれば、現在著者の大規模展覧会が広島で開催されているようです。
コロナ対策として先着順の整理券配布による入館制限が実施されているようなので、公式サイトを確認してください。
本書です。表紙も裏表紙も実に丁寧で凝ってますね。
本書を読んだ感想
タイトルや表紙から、私は勝手におじいさんが物語の主人公で、「このあと」とは残り少なくなった人生のことだと予想していたのですが、違っていました。
それにしても、主人公である男の子(おじいさんの孫)が聡明。
「このあと」を考えることから、さらに、今をどう生きるか、何をしよう考えようという思いに至るなんて!
まだ小学生になったばかりくらいですよね?
でも、最後のページでとりあえず今日やることにしたことには笑わせてもらいました。
う~ん、しかし深いですね
この絵本を読んだ子どもたちの反応が気になります。
なお、男の子と同様、私もおじいさんが「このあと どうしちゃおう」ノートを書いた心境を尋ねたかったですね。
このノートはいわゆるエンディングノートではなく、「このあと」にどんな楽しいことが待っているか、残された人たちをどう見守っていくのか、一方で、どんなことをして欲しいのなどが書かれた愉快なノートです。
死ぬことが怖いからこそ、楽しいことを考えたのではないかと男の子は推察します。
実際、おじいさんの年齢になったら、「このあと」についてどう考えるのでしょう。
もちろん恐怖や絶望感は大きいでしょう。
その一方で、男の子も考えたように、きっと楽しいことが待っているとも思ったのでしょうか。
デザインが楽しいエコバッグです。丈夫で防水とのこと。普段は小さく収納できるようです。
さいごに
予想以上にズシンときました。
私も万が一のためにエンディングノートを書こうかと考えていたのですが、書けばどんどん気が滅入ってきそうで着手できていません。
年を取るほど何事も億劫になるだろうし、認知症を患うリスクも高まります。
残された人に迷惑を買えないためにも早めに着手したいところですが・・・。
なお、「このあと どうしちゃおう」ノートは書かないでしょう。
おそらく、おじいさんが考えるような「このあと」なんてないので。
そうなると、やはり今をしっかり生きることが最も大切という至極真っ当な結論に至りました。
Carpe Diem!
Memento Mori!
良い映画でした。
次、これ読みます。
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