【セミリタイア生活と読書】又吉直樹・ヨシタケシンスケ『その本は』を読んで

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 まぁ、最終的には楽しめた気がします・・・。

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本書の著者について

本の写真

 本書の著者は芥川賞作家の又吉直樹さんと、人気絵本作家のヨシタケシンスケさんです。

 アマゾンのレビューは概ね高評価ですが、低評価とする人も少なくないですね。

 まあ、読む人次第なので仕方がないですが。(^_^;)  

  

 本書です。

 

本書を読んだ感想

 なるほど、評価が分かれるだろうと思う内容でした。

 文字だけの又吉さん、絵と文字のヨシタケさんが各章を交互に書いていくスタイルです。

 そして、又吉さんが担当した第1夜(第1章)を読み終えた時点で、「これはハズレかも?」との不安が高まりました。

 ただ、ヨシタケさんの章がいずれも秀逸で救われましたね。

 ヨシタケさんについてはエッセイや絵本しか読んだことがなく、本書のような大人向けの、ちょっとダーク色もある絵とストーリーは初めてだったのでとても楽しめる内容です。

 もちろん、又吉さんの章も、例えば第7夜などの比較的長めのものは読みごたえを感じたのですが、1ページで終わるような章のものはどれも今ひとつ(ふたつ?)。

 そして、本書のオチも・・・どうなんでしょう?

   

 又吉先生の芥川賞受賞作です。まだ読んでいない方はどうぞ。

   

おわりに

 アマゾンのイメージ写真にある本書の帯には「抱腹絶倒・感涙必至の本の旅」とのコピーが踊っていますが、正直、1回も笑っていませんし、涙もしていません。

 出版社の気合いは感じますが、ちょっと空回りしましたか・・・?

 ただ、おふたりともビッグネームですし、さまざまなメディアに取り上げられ、累計発行部数は30万部越えとのことですから、私は感じませんでしたが、タッグを組んだ意味は何かしらあったのかもしれません。

 さしより、私は又吉作品を読みたいとは思いませんでした。

 ヨシタケさんの本は読み続けることになりそうです。

 
 

 これも面白そう。

  

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