遅ればせながら、ダイソーのメスティンを買ってご飯を炊いてみました。
メスティンって何?
メスティはアルミ製の飯盒(はんごう)です。
もう飯盒と言っても伝わらないのかもしれません。
ウィキペディアによれば、飯盒とは
飯盒(はんごう)は、キャンプ・登山など野外における調理に使用する携帯用炊飯器・食器である。英語から、mess tin(メスティン、食事缶)とも呼ばれ、Mess kit(メスキット 食器セット)の一部ともなっている。日本では主に屋外での炊飯に使われる。飯盒で炊飯することは炊爨(すいさん)と表現する
と定義されています。
もう飯盒炊飯など死語なのでしょうね。(若い人は「死語」自体、分からないでしょうね (^_^;) )
とりあえず、ご飯が炊けます。
また、鍋にもなります。
さらに、蓋はフライパンにもなります。
キャンプならダイソーでもホムセンのメスティンでも良いですが、山行(特に縦走)の場合はトランギアの一択です(私見ですが)。
今回はダイソーの『1合タイプ メスティン(フッ素加工)』をご紹介
今回購入したのは1合タイプのメスティンです。
ノーマルタイプは500円+税ですが、今回はフッ素加工された700円+税のタイプを購入しました。
キャンプ場やオートキャンプ場なら炊事場もあって蛇口をひねれば水が出ますし、自宅から台所用洗剤やスポンジなどを持参すれば、ノーマルタイプでもガシガシ洗えて何の問題ないと思います。
でも、炊事場などない山行(縦走)では、水は何よりも貴重です。
たかが調理器具や器を洗うために水など使えません。
なのでウエットティッシュで拭いたりするわけですが、そこでこびりつかれると本当に困ります。
ということで、今回はちょっとお高めですが、フッ素加工のメスティンを選択したのでした。
外箱の様子はこちら。
箱の中身はこんな感じ!
早速、箱の中身を確認しましょう。
箱から取り出すとこんな感じ。
日光を受けてシルバーっぽく見えるかもしれませんが、本体は黒色です。
そして、ハンドルの開閉はとてもスムーズでした。
蓋を開けてみます。
バリがあって怪我するのが懸念でしたが、そんなバリは全くなくて安心しました。
リベット?の位置はこんか感じ。
個人的に、炊飯の際に水の量の計測に役立つ位置ではありませんでした。
蓋もフッ素加工がされており、この蓋もフライパンとして使用できそうな気がしますが、耐久性はどうなんでしょうね。
私が長年使い続けてきたトランギアのメスティンとの比較します。
上がトランギア、下がダイソーです。
右がトランギア、左がダイソー。
ちょっと隙間ができますが、トランギアの中に収納できます。
ちなみに、今回1合サイズメスティン用のまな板も購入しましたが、もちろんこのまた板はダイソー1合サイズメスティンにジャストフィット。
ただ、まな板はものすごく小さいので使えるものなのか不安です。
とりあえず、ご飯が炊けるか試してみました!
「メスティン=炊飯」なので、早速ご飯を炊いてみましょう。
今回買ったのは「1合炊き用メスティン」なので、お米を1合投入します。
お米は安い無洗米です。
そして、箱の説明書きにあるとおり、水を200ml入れて、しばらく放置し吸水させます。
はやりリベットは役に立ちませんでした。
今回、ひと晩放置し、翌朝炊きました。
なお、箱書きには『楽チン炊飯の仕方』として
「市販の固形燃料(25g)を使い、メスティンを火にかけます。固形燃料が無くなり火が消えるまで放置します。」
「火が消えたらメスティンをタオルなどで包み、ひっくり返して約10分蒸らせば完成です。」
と書かれています。
なるほど、これなら本当に楽チンですね。
ただ、私の場合、いつもシングルバーナーで炊いており、今回もカセットコンロで炊いてみました。
小さいのでカセットコンロの五徳に乗らず、焼き網の上に置きます。
また、重しとして弁当のおかずにするいわし缶を蓋の上に乗せました。
箱書きの楽チン炊飯の場合、固形燃料に火を付けたら放っておいて良いですが、バーナー(コンロ)の場合はそばについている必要があります。
ポイントは「音」と「匂い」です。
隙間から蒸気が出始め、その後「チリチリ」という音がし始めます。
また、少し焦げ始めた感じの匂いがしはじめたら火を止めて蒸らすという感じです。
今回もそのタイミングを待っていたのですが、いつまで経ってもそれが来ません。
なので、適当に火を止めました。
そして蓋を開けると・・・。
上から見るとやや固めの感じ。
底の方を見てみると、おこげが出来ていました。
ちなみに、炊飯後のメスティンの底はこんな感じ。
さすがフッ素加工。
こびりつきなどなく手入れも簡単そうです。
おこげが好きな人なら満足でしょうが、個人的にはおこげは苦手で今回はちょっと失敗ですね。
とりあえず混ぜてメスティンに戻します。
では、お弁当作りです。
と言っても、いわし缶を掛けるだけ。(^_^;)
あっさり完成しましたが、1合タイプのこのメスティンでご飯を炊くと、米が膨らんでこんもりします。
そしてその上におかずを乗せると、上にはみ出す形に。
そこで、ラップを被せて上からギュッと押し込みました。
あとは蓋をしてお弁当の完成です。
ご飯の味は!?
その日のお昼に食べてみました。
お米の味は・・・やっぱりちょっと固い感じ。
芯は残っていませんし、不味くはないのですが、美味しいというレベルには程遠いものでした。
こっそりリベンジ!
翌日
・お米は1合
・水は軽量せず、小指の第一関節まで
・蓋が浮き上がらないよう重しは重めに
で再チャレンジしました。
出来は・・・水がちょっと多かったのか、炊く時間が短ったのか少し柔らかかったです。
そして今日はコロッケを乗せました。
やはりおかずがあふれるので、上から押し潰します。
さらに焼肉のタレを溢れんばかりに掛けました。(実際に溢れてますが)
タレも貴重なおかずなので、たっぷりです。
ダイソーメスティンの感想
私が使うのは無洗米ですが、水加減が難しいですね。
初回は蓋の重しが軽すぎて、蓋が浮いた状態がしばらく続いたのも敗因のひとつだった気がします。
ただ、これらは私のミス。
メスティンとしてはちゃんとご飯も炊けましたし、フッ素加工のおかげでこびりつきもなく、さらにお弁当としてもちゃんと使えましたので十分合格です。
今後は野営に盛っていってご飯を炊いたり鍋を作ってみたりしたいと思います。
その際、焚き火で使ったことがないので、焚き火でも試してみたいですね。
それに固形燃料を使っての半自動式炊飯にも挑戦してみたいです。
こだわらなけれ色んなメーカーから売られています。ケースや蒸す料理用の網などセットのものもあって便利かも。
戦闘飯盒2型もカッコいいのですが、お値段が・・・。
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