【非自立式・ダブルウォールテント】ファウデ パワーリザードSUL1-2

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祖母山への山行で、新幕を投入したので

レポートしたい。

新幕とはファウデ社のパワーリザードSUL1-2。

ファウデ(VAUDE)社はファウデという愛称の

創立者が立ち上げたドイツのメーカーで

ザックからウェアなどアウトドア全般の

商品を取り合っているようだ。

ファウデ社はテントにも力を入れているようで

調べてみると、テント内が2室に分かれているものや

車と接続する形のものまである。

’あまりメリットがピンとこないが)

さて、そんなファウデ社のパワーリザードSUL1-2だが

あの村上宣寛教授も使用しているテントだ。

なお、SULとはスーパーウルトラライトの略の

ようだが、このテントを今でも村上教授が

使用しているかは分からない。

もしかすると現在は別のテントを使っているかも

しれないのであしからず。

さて、村上教授が使っていたテントといえば

ヒルバーグのアクトが有名だが、いかんせん

高級品なので手が出なかった。

ただ、今調べてみると、安いところでは

税込みで7万円で買えるところもあるみたいだ。

なんとなく10万円前後というイメージを

抱いていたが、昔から7万円だったか?

まあ、エアライズなど間違いないテントが

5万円ほどで買えるので、7万円でも

高いと言えば高いのだが。

とにかく、その後、教授の書籍でこのパワーリザードを

使っている(使っていた?)と知り、お値段も

そこそこだったので購入に至ったという訳。

ただファウデというメーカーも、このパワーリザードと

いうテントも日本ではマイナーのようで、ネットで調べるも

なかなか参考となる記事等が見つからなかった。

また、問題はこのテントが非自立式だということ。

ご存知のとおり、テントは大きく分けて自立式と

非自立式がある。

そして、多くのプロたちが勧めるのは自立式だ。

確かに骨組み(ポール)を通してしまえば

テントとしての形を成してくれるのは扱いが簡単で

時短にも大きく貢献している。

雨風が強い日もさっと設営できるし、撤収も

さっとできるのは大変助かる。

一方、先程の説明したとおり、このテントは非自立式。

つまり最終的にペグを地面に刺してロープ(張り綱)

ピンと張ってやらないと立ち上がらないタイプだ。

設営にコツが要り、時間も掛かるデメリットがあるが

ポールがなかったり、あっても数が少ないので

軽量化を図れるというメリットもあるので一長一短。

トータルで自立式が人気だし、非自立式は耐候性も

いまひとつで設営場所を選ぶベテラン向きというイメージ。

ペグがさせない場所では使えないので。

しかし、自分もいずれはロングトレイルに挑戦したいと

思っているし、JMT他、数々のロングトレイルを

踏破してきた村上教授が選んだテントなのだから

間違いはないだろうと購入を決意したのだった。

では、ファウデ・パワーリザードSUL1-2の紹介を。

データに関しては公表値は

・重量 940グラムー1050グラム

・長さ 230センチー250センチ

・幅 115センチー155センチ

・高さ 95センチ-105センチ

となっている。

幅に関して40センチも差があるが

最大値はフライシートを広げた時の数値だ。

調べてみると、居住スペースの幅としては

90センチから115センチである。

ネットで商品の説明イラストを見てもらうと

分かるが、このテントの床は長方形ではなく

両端の幅が違うのだ。

商品名に1-2とあるように、このテントは

1人から2人まで入れるとのこと。

上記説明イラストでも2人が横になっている。

フライシートの色はグリーン。

できればカーキ色が欲しかったのだが、ネットで

探してみたものの見付からず、グリーンを購入

することになった。

確かにファウデというブランドは聞いたことがなかったし

やはり国内では取扱店も限られているようだ。

海外のサイトも調べてみたが、なかなか見付けられなかった。

とにかく実践投入。

場所は祖母山の九合目小屋そばにあるテン場。

そこまで広くは無いスペースだが、何張かは

設営できる。

ちなみに、以前は9合目小屋だけでなく

このテン場を利用する際も500円ほどの

使用料を収めなくてはならないと言われていた。

しかし、9合目小屋が山小屋でなく単なる

避難小屋という扱いになり、全ての使用料が

撤廃されたようだ。

かつていた管理人もいなくなり、後は使用する者で

管理していくことになったらしい。

でも、バイオトイレってどこにあるのだろう。

ネットではバイオトイレを設営しましたという

記事を見かけるが、小屋の中にも外にも見当たらない。

以前の壮絶なトイレはあるのだが。

とにかくテン場に到着したが、結構早い時間なので

誰もいない状況にて設営を開始。

テント一式を並べたのが下の写真。

左からグラウンドシート、本体、ポール、ペグ。

装備一式の写真

先ず、グラウンドシートを敷き、四隅をペグダウンする。

ご覧のとおり、床が長方形ではないのでグラウンドシートも

このような形になっている。

グランドシートの写真

ちなみに下の写真の右側にある細いものが付属のペグ。

合計8本入っている。

数が足らないのは軽量化のためなのか。

本数自体を減らすのは方向性が間違っているのではと

思うのだが、それが業界の常識なのか。

しかもこんな細くて強風などに耐えられるのだろうか。

そもそも地面が固い場合、ハンマーや石で叩こうものなら

地面に刺さる前に曲がってしまいそう。

まあ、他のテントではチタン製でもっとか細いペグが

付いてくるテントもあるそうだしマシなのかもしれない。

とりあえず今回は、写真の左に写っているので、いつも使っているアライテントの

スティックペグを4本持ってきた。

こちらも軽く、より丈夫であることから強い安心感がある。

ペグの写真

とりあえず、細い付属ペグで四隅を決める。

シート固定の写真

フライシートと本体は最初からセットになっているので

何もせずそのままグラウンドシートの上に乗せる。

このようにフライを後から被せなくて済むのは

時短に繋がることになるので便利。

下の写真で黄色っぽいのがテント本体で

その上の緑色がフライシート。

シート被せの写真

ポールの準備。

センターの長いポール1本と、両サイドの短いポールが2本。

ポールの写真

先ず、サイドのポールをセットする。

設営写真1

設営写真2

写真撮影のためにポールを立ててみたが、まだ全く

テンションが掛かっていないので手を離せば

すぐに倒れる状態。

設営写真3

次にセンターのポールをセット。

設営写真4

センターポールの両端をはめたら、フライシートのフックを

そのポールに良い間隔で掛けていく。

赤い部分を押し込めばガチッと固定される。

自立式ならこれだけでテントがとりあえず立ち上がるのだが

非自立式なので、ポールを通し、フックを掛けても

立ち上がらない。

設営写真5

この後、両端のガイロープを引っ張りながらテンションを掛けていき

成形して完成。

完成写真1

完成写真2

下の写真を見てもらえれば、前室は十分に広い。

なお、写真ではグラウンドシートが室内の床よりも

かなりはみ出しているが、調理等をする場合は

シートをどけてやらないと、焼けたり熱で溶けたり

してしまうので注意が必要。

専用グラウンドシートなのだが、フライシートの

大きさに合わせてあるようだ。

ちなみに、このテントは前室の広さを調整できる。

というよりも、室内(居住スペース)の床の広さを

調整できるというのが正解か。

床を広げれば居住空間に余裕ができるが、その分

前室が狭くなる。

おもしろいシステムだ。

前室の写真

居住スペースも広々としていて窮屈さは感じない。

なお、背の低い自分でも中央に座らないと、背筋を伸ばした

際に頭が天井にくっついてしまう。

まあ、ダブルウォールなので、天井や壁に触れたからと

いって結露に濡れることはないと思うが。

しかし外国製なのだから、体の大きい外国人に合わせて

もっと天井を高くしてほしかった。

実際、背の高い人はどうしているのだろう。

中央でも背を丸めないといけないのはつらいだろう。

寝るだけのスペースと割り切れるものなのか。

とりあえず良いテントだと分かったので今回のテストは十分。

あとは強風時や雨天時にでも素早く設営できるよう

訓練を重ねる必要がある。

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