【セミリタイア生活と読書】石丸謙二郎『山は登ってみなけりゃ分からない』を読んで

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 登山を50年近くやっている、気合いの入った登山家でした。

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本書のご紹介

 本書の著者は石丸謙二郎さん。
 有名な役者さんですね。
 舞台やドラマでも活躍されていますし、山好きな芸能人としてテレビ番組でお見掛けすることもたまにあります。

 そんな石丸さんのエッセイ集です。

本書を読んで面白かったところ

 山を舞台やテーマにした50を超えるエッセイが載っています。
 どれも2~3ページ程度ですし、文章のテンポも良いので、サラッと読むことができます。
 いずれも面白いのですが、私が特に気に入ったのは以下のものです。

 ○「塩ムスビ」
  昔は具なしの塩ムスビが基本で、海苔も高級品だったため、ご飯に巻いた海苔は「オカズ」という感覚だったそうです。
  ならば、海苔に巻かれ、さらに具材として色んなものが入った今どきのオムスビは、まさに贅沢な一品ということですね。
  個人的には塩ムスビがいちばん好きなので、急に塩ムスビが食べたくなりました。

 ○「山の中のクリスマス」
  世間は家族や恋人とクリスマスを楽しんでいるのに、寒い山の中でただ1人ぼっちでテン泊して過ごす。
  誰でも受け入れてくれるのが山ですね。

 ○「白い虹」
  「白虹(はっこう)」とも呼ばれるそうですが、ブロッケン現象とともに見たことがありません。
  いつか見てみたいものです。

 ○「一尺八寸山」
  他にも「月出山岳」など、普通じゃ決して読めない難読の山があるんですね。
  勉強になりました。

 ○「伐株山のブランコ」
  頂上にブランコがあるそうで、ヒモが長いため、ずっと揺られると酔ってしまうとのこと。
  これは面白そうなので、今度行ってみます。
  でも、おじさんがブランコに乗っている姿を見られると恥ずかしいので、平日しかないですね。

 ○「ハンガーノック」
  ハンガーノック状態になっても糖分など取ればすぐに回復すると思っていましたが、即効性はなさそうです。
  単独行ばかりなので気を付けます。

さいごに

 「マッターホルンに挑戦する」と本書にあるものの、石丸さんのブログを読むとまだ達成できていない感じです。
 ちょうど、コロナが猛威をふるい始めるタイミングだったので、延期になっているのでしょうか。

 マンハッタンでの山行がスピード勝負となるため、35キログラムの重りを載せた背負子を担いでトレーニングしているとのことですが、もうとっくに還暦を過ぎてらっしゃいます。

 まあ、登山歴が50年ほどあるので足腰は相当強いとしても、体力だけでなくその気力の高さに頭が下がりますし、私も見習わなくてはならないと反省しました。

 色々と楽しめた本でした。

 こちらも石丸さんの本です。

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