【セミリタイア生活と読書】『無敵の「1日1食」』を読んで

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 「1日1食 芸能人」で検索すると、ビートたけし、片岡鶴太郎、タモリ、、サンプラザ中野、西川貴教、Gackt、藤原竜也など大物の名が続々と現れます。

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 実際にやっているのか、現在も続けているのかは不明ですが、やはり何かしらの効果があるのは確かな気がします。

 もちろん個人差があるので、1日1食が合う人もいれば合わない人もいますし、1日1食に否定的な医師も多くいますので、本記事はあくまで参考として下さい。

 

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本書のご紹介

 本書の著者は日本を代表する作曲家である三枝成彰さんです。

 1942年生まれで現在79歳とのことですが、30年以上にわたって1日1食の生活を送り、仕事をバリバリこなしているとのこと。

 私に合うのかは分かりませんが、実践者から色々と学びたいと思います。

本書を読んでメモしたところ

 本書を読み、参考になると思ってメモした箇所を抜粋すると

 ○お腹が空くのは食べるから。朝食を食べるからお腹が空いて昼食を食べたくなる
 ○朝食も昼食も食べないと血糖値はずっと安定しているので、お腹は空かない
 ○結局、人間は食べる回数を減らすことでしか痩せられない
 
 ○1日1食と定期的な断食は、高くジャンプするためにしゃがむようなもの(但しプロのアドバイスを受けながらやること)
 ○食欲や性欲は低俗な欲~星付きレストランで高価なワインを飲んでお金を使うのは一時の快楽でしかない
 ○食べることは生きることなので、食事に関する態度が変われば、生き方も変わる可能性がある
 
 ○著者の1日1食は、朝・昼が漢方ドリンク、夕食は好きなだけ飲んで食べるスタイル
 ○石原結實氏は、一般の人でも取り組みやすい「朝と昼は少量、夕食は好きなだけ食べる」という「少食生活」も提案
 ○力士は朝食を食べずに激しい朝稽古をしている=朝食は水分程度で十分
 ○食べたくなったら、そばがお勧め~必須アミノ酸、ビタミン、ミネラルを含み、動脈硬化を防ぐ

 ○1日1食でも、糖分(糖質)・塩分・水分・ビタミンCなどは欠かしてはいけない
 ○自分の好き嫌い、本能に従って食べていい
 ○1日1食として、いつ食べるか~生理的に最適なのは夜(夕食)。朝は吸収でなく排出を優先

 ○1日1食で長寿遺伝子がオンになる
 ○ま(大豆食品)、ご(すりごま)、は(海藻類)、や(緑黄色・淡色)、さ(青魚とマグロ)、し(きのこ類)、い(いも類)

 ○早寝早起きはヒト本来の体内時計にあってないから、無理に続けるとメタボやうつ病の引き金になる
 ▷30歳までは9時頃起きて11時から、それ以降は8時に起きて10時から活動するのが良い
 ○食べないと睡眠が短くなる~1日3食なら8~9時間、2食なら6時間、1食なら4~5時間で済む
 ○1日1食は、胃腸が健全で何をやっても太る人向け。食欲が落ちた老人がこれをやると死期を早める

という感じです。

 

本書を読んだ感想

 著者がいうとおり、1日1食やたまの断食は万人向けではありません。

 特に断食療法に向かない人については、本書にリストがあるので確認して下さい。

 早寝早起きがうつ病の引き金になり得るなど、どうかな?と思う点もありましたが、とりあえず、私としては学ぶことが多かったと感じています。

 著者が本書を書いたのが74、5歳のようですが、現在もまだまだ元気でオペラを作っているとのこと。

 氏によれば、5億円掛けてオペラを作っても売上は2千万円ほどしかなく、毎回、莫大な赤字となり、返済のことを考えると眠れないので睡眠薬を常用しているとのこと。

 ただ、それでも死ぬまでオペラ製作に携わりたいと前向きな気持ちで精力的に取り組む姿勢は脱帽ものですし、それを成し得るのが1日1食のおかげといわれたら、やはり気になってきます。

 私は著者よりずっと若いのに、ずっと老けていると認めざるを得ませんので。

 

 とにかく、著者としては『気力・体力が充実すること』と『睡眠時間が短くて済むこと』が1日1食の大きなメリットだと感じているようです。

 これって、誰にとってもウェルカムですよね。

 ちょっと1日1食に興味が湧いてきました。

 最初はもちろんきついらしいですが、すぐに慣れるそうです。

 さらに、著者の1度きりの食事内容は主に「肉メインで、さらに焼酎や日本酒も頂く」とのこと。

 それなら何とか耐えられそうですし、節約生活的にもそこまで無理はしなさそう。

 私は以前、糖質制限をしましたが、確かに3~4キロほど体重は減ったものの、食べられるものが少なく、ご飯もラーメンも食べられないことが相当辛くて、半年ほどでやめてしました。

 最初のキツさは1日1食の方が糖質制限より辛そうですが、好きなものを食べられるのであれば、1日1食も試してみる価値はありそうです。(もちろんその1食でドカ食いなどはしませんよ)

 最期に、本書の最終章で著者と作家の船瀬俊介との対談が記載されているのですが、船瀬氏の言葉の中にまるで私に向けて言っている内容のものがあったので、ちょっと長めですが記載します。

 船瀬氏「老後の生活にどのくらいお金が掛かるとか、月々いくらあったら豊かに暮らせるとか、そういうことばかり考えると内向きになり、好奇心も探究心も出てこない。定年後、30年生きる前提でマネープランを立てたとしても、途中で好奇心も探究心も薄れてボケてしまい、人生が思ったように楽しめなくなったら、何にもならない。どんなにお金を貯めても人間は必ず死ぬのだから、40歳を超えて人生が後半戦を迎えたら1日1食に切り替えて、その先生きている間にどれだけ充実した暮らしが送れるかに焦点を当てるべきだ」

 皆さんも、1日1食がどんなものなのかだけでも調べてみてはどうですか?

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