姫島を歩きます。
これまでの行程
前編では、伊美港から姫島に渡り、同島最高峰の矢筈岳に登り下山するまでをご紹介しました。
とりあえず、姫島で登り甲斐のある山は矢筈岳だけのようですが、他にも焼野岳、城山、達磨山があるようです。
とりあえず、島を周りながら登っていきましょう。
なお、姫島にはレンタカーやレンタル自転車を提供するお店もあるのですが、始発で姫島に来ていることからお店はオープンしていません。
仮にオープンしていても、レンタルするお金もありません。
ということで、「貧乏人は頭と足を使え」という教えに従い、歩いて島を周ることにします。
なお、無料の島周回バスがあるようなのですが、こちらも早朝からは走っていません。
途中で拾えたら利用させてもらうことにします。
姫島海水浴場・キャンプ場
矢筈岳の登山口まで下山し、とりあえず直近の姫島海水浴場とキャンプ場を訪れました。
先ずは矢筈岳登山口のそばにある姫島海水浴場とキャンプ場に行ってみました。
そこにはきれいな砂浜がありました。
この海水浴場にはキャンプ場もあり、シャワー、トイレ、コテージの他、炊事場などもありましたが、テントを張るスペースは見当たりません。
しかし、ネット情報では持ち込みテントの場合は1000円と記載されているので、テン泊も可能のようです。
この後、島の周回ルートを歩いてきますが、「姫島ジオパーク」と称して、珍しいのかどうだか分からないものが紹介されます。
うーん、全く感動がありません。
その後、車海老の養殖場のそばを通りましたが、特に感動はなし。
この後、焼野岳に登りたかったのですが、登山口への入口が分かりませんでした。
村の観光ガイドのマップにも焼野岳の文字が出てこないので力を入れていないと思うのですが、後で確認するとちゃんと山行記録が残っているので、登れたようです。(/ω\)
でも、まあ特に残念な気持ちもないので進みます。
次に目指すのは「姫島灯台」です。
その手前に「ハートの切り株」がありました。
うーん、厳しい!
集客にお金を掛けられないのは分かりますが、屋久島でハートを見てきた者としては物足りませんね。
まぁ、貴重な収入源でしょうから温かく見守りましょう。
そして、この残念な場所の直近に姫島灯台がありました。
なお、この灯台を訪れる直前に島民から声を掛けられたのですが、その方がこの灯台で勤務されていたとのことです。
無人化になる前は有人の灯台として、人の力で航海の安全を守っていたのですね。
この出会いだけでも今回の山行、旅行の価値があったと思います。
とりあえず、灯台に到着。
残念ながら中には入れませんでしたが、脇に展望台が設置されています。
まぁ、単なる灯台ですから特に感動はありません。
1~2分ほど滞在して帰路につきます。
ただ、この敷地内に休憩所があり、麦茶のサービスがありましたので頂戴しました。
私が灯台を訪れた時、1人の女性が清掃活動をしていました。
この清掃といい、麦茶のサービスといい、おそらく地元の人たちのボランティアだと思うのですが、頭が下がります。
単に灯台を見るつもりでしたが、島民の地元への愛を感じた次第です。
さあ、歩みを続けましょう。
姫島村作成のガイドブックによれば、次は島の七不思議である「浮田」だそうですが、よく分からずスルーしました。
その次に訪れたのは、同じく島の七不思議である「拍子水」です。
誰かが手拍子をすると水が湧き出たらしいのですが、とりあえず水が沸いていました。
ここには温泉もあります。
この温泉の敷地内に「拍子水」があります。
柄杓が用意されていますし、私の前にいた観光客は水筒に組んでいたので、飲めるようです。
私は生理的に無理で飲めなかったので、ご利益はなさそうです。
さぁ、先に進みましょう。
とりあえず、次は「城山」です。
標高62メートルの超々低山ですが、山と付いているので登れるなら登りたい。
しかし、結論から言うと、登山口を見つけられず登ることができませんでした。
なので、そのまま「観音崎」と「千人堂」に足を延ばします。
とりあえず、観音崎を目指しますが、「登山道」となっていますね。
厳しい道なのでしょうか。
いいえ、登りは1~2分で終わりました。
間もなく観音崎火口。
さらに千人堂へと足を延ばしましょう。
途中、ちょっぴりアップダウンがあります。(極わずかですが)
でも、ここでも感動はありませんでした。
達磨山へ
途中にあったはずの焼野岳、城山は、結局登山口が分からず登れませんでした。
ちゃんと予習をしていれば登山口に辿り着いて登れたはずです。
と言って、これらの山に執着する理由もないので、残る達磨山に登りましょう。
名前も縁起がよさそう。
とりあえず、「姫島庄屋古庄家(こしょうけ)」を訪れましたが、その付近にも城山の登山口の看板は見当たりません。
ただ、達磨山も予め情報を得ていた訳ではなく、とりあえず近くまで行って登山口を探すという感じです。
ただ、麓まで来ましたが、登山口の看板がありません。
とりあえず、らしい小道が見付かったので勘で進みます。
すると道路脇に杖が置かれており、登山口っぽい感じの場所が現れました。
ヤマレコで確認すると、方向的にも合ってそうです。
トレイル?はこんな感じ。
やがて鳥居と石段が現れます。
さてお堂っぽいところまで登ってきました。
この裏手にも回れますし、お地蔵さんも幾つもあるのですが、山頂のプレートが見当たりません。
そこで、ここではないと下りました。
別に登山口があるのかと思い、先ほどの小道に戻って先に進みます。
しかし、結局行き止まり。
この行き止まりの直前に入っていけそうな箇所もあったのですが、こちらは私有地っぽい感じで結局行き止まりでした。
こうして達磨山にも登れず諦めて昼食にしようかと思ったのですが、ここで取り敢えずヤマップやヤマレコの山行記録を調べてみると、何と先ほどのお堂っぽい建物の裏に山頂プレートがあるではないですか。
つき先ほどそこを通っており、形的には山頂まで行ったと言えなくもありません。
しかし、山頂プレートを見ておらず、写真にも収めていません。
そこで、再び登りました。
まあ、登山口から10分も掛からないのですが。
そして裏手に回って、よく周囲を見回すと・・・ありました!
木に小振りな看板が掛かってます。
先ほどは完全に見逃していました。
姫島とのお別れ
こうして矢筈岳と達磨山に登ることができました。
焼野岳と城山は、その登山口にも辿り着けませんでしたが、まあ良いでしょう。
このあと、昼食をとりました。
それは別記事にします。
さて、昼食を終え、フェリーが出るまでちょっと時間があります。
お土産店に立ち寄って時間を潰そうかとも思ったのですが、狭い個人商店ばかりで他に客もおらず、店に入ったら店員にずっと監視されそうなので止めました。
なのでフェリー乗り場に向かいます。
フェリー乗り場前のレンタカー屋の前にはレンタカーが並んでいました。
徒歩で周れないこともないのですが、暑い時期などはレンタカーがお勧めです。
この後はフェリーに乗って伊美港に戻り、帰宅の途につきました。
振り返り
正直、登山だけを目的に姫島に行っても充実感はないと思います。
なので、島最大のお祭りの日に合わせたり、グルメ(車海老)をメインにすべきでしょう。
個人的には再訪はないと思いますが、祭りの日くらいは訪れても良いかもしれません。
あと、暑い時期の登山の場合、着替えを忘れないでください。
低山しかないと思って私は着替えを持っていかなかったのですが、ずっと島を歩き回ったためにひどく汗をかいてしまい、シャツに塩が吹いていました。
これに気付いたのは帰宅の直前であり、こんなシャツを着たまま飲食店を訪れてしまっており、お店の方に申し訳ないことをしてしまいました。
結局、何事も準備が必要と感じた旅となりました。
姫島産の車海老です。お値段はそこそこしますが、刺身でも食べられるとのことで一度試してみては?
姫島ではひじきも食べたのですが、かなり美味しかったです。
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