家計の管理も重要ですが、時間の管理はもっと重要です。
本書のご紹介
本書の著者は組織開発コンサルタントの吉松隆さんです。(吉の字は上が土)
検索しましたが、特にホームページやSNSなどはない感じです。
本書についてはいわゆるドラッカーの解説本のようで、巷にドラッカー関連の本が溢れていますが、ドラッカーという人は世界中に相当な影響力を与えているのですね。
本書を読んでメモした箇所
本書を読んで参考になると思いメモした箇所を抜粋すると
○時間は貯めることも増やすこともできず、簡単に奪われてしまうもの
○最も重要な5つの質問
1 われわれの事業(使命)は何か
2 われわれの顧客は誰か
3 顧客は何を価値あるものと考えるか
4 われわれの成果は何か
5 われわれの計画は何か
○時間管理術 STEP1「時間を記録する」
・ドラッカーは年2回、3~4週間の記録を取る必要があると説いている
・時間が何にとられているかを明らかにすることからスタートする(仕事や計画からではない)
・「その場でリアルタイムに記録する」「1分単位で記録する」
・「toggl」などのタスク管理ソフトなどを利用してみる
○時間管理術 STEP2「時間を整理する」
・STEP1で記録したものを分析し、どの作業にどれだけ時間を割いているか整理する
・続けるに値する仕事(作業)なのか判断し、不要であれば廃棄し、重要な仕事に集中すること
・「本来の仕事か」「本来の仕事に必要か必要か」「本来の仕事に役立つか」「本来の仕事がやりやすくなるか」答えがノーのものは仕事でなく雑事
・「無駄な仕事は何か」「他の人がやった方が良い仕事は何か」「他人の時間を浪費させている仕事は何か」「やり方を変えるべき仕事は何か」
・
○時間管理術 STEP3「時間をまとめる」
・成果を上げるには時間を大きなまとまりにして使う必要があり、細切れ時間の寄せ集めでは効果が薄れる
・電話、メール、SNSなど時間や集中力を奪うものをブロックする
という感じです。
本書を読んだ感想
ドラッカーの考えは何となく分かった気がします。
確かに会社員時代は電話や上司・部下から依頼される作業、突然の来客への対応などで時間を奪われ、計画が予定通りに進むことはほとんどありませんでした。
同様に今でも多くの人が思うように時間を管理できずに苦しんでいるのでしょう。
また、よく細切れ時間の有効活用と言われますが、細切れ時間だけでは出来ない仕事も多くありますよね。
そのため、結局、残業したり休日出勤したり、仕事を家に持ち帰ったりする訳ですが、効率も良くないですし、心身にも良くありません。
ということで、私ももう少し時間管理がうまくならないといけませんね。
なお、本書で新しい時間管理術が提唱されるわけではありません。
ドラッカーの言葉や考え方の紹介と著者なりの解釈がメインで、ドラッカーの時間管理術をすごく深く掘り下げているものでもないので、別に勉強した方が良い気がします。
個人的にはこれを読んでみたいですね。
こちらは図書館にあった気がするので、いずれ紹介できるかもしれません。
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