独り身の老後は深刻です。
独り身の老後について(あくまでも予想)
私は独り身で、当然、孤独死を迎えることになりますが、心配なのはどれだけ周りの人に迷惑を掛けてしまうか。
現在、アパートで暮らしていますが、この部屋で亡くなったら、しかも亡くなって時間が経って嫌なシミや匂いを部屋に残したら、大家さんに大変な迷惑を掛けてしまいます(莫大な請求が残った親兄弟にいくかも)。
なので、できれば常に周囲にスタッフがいてくれる介護施設がベストなのかもしれません。
でも、施設に入るお金はありません。
となれば、最期までアパートに住ませてもらいつつ、死後すぐに周囲に気付いてくれるような関係を築き、処理や片付けの費用はしっかり残しておくというのが大切だと思います。
本書について
いきなり重い感じで始まりましたが、本書は人生の後半に向けて、いかにより良い生き方をすべきかを教えてくれる内容です。
著者の石川理恵さんはライターで、本書は著者が6組の家庭を取材して、人生後半の暮らし方についてインタビューをし、まとめたものになります。
『身軽に暮らす』を読んでメモしたところ
本書を読んで、参考になると思いメモした箇所を列記すると
○老後の楽しみを残しておく
○一軒家での生活は大変。街に近い、年寄でも買い物に行けそうな小さなマンションに引っ越したい
○人生は流されたほうが楽
○30代はレールを敷いて、50歳まではフル回転
○できるだけ毎日たのしくー。そう前を向く人にはラッキーが訪れるもの
○更年期の不調も感じなかったほどに健康なのは、規則正しい生活リズムの賜物
○起床時間を変えないことが、朝方リズムを崩さないコツ
○踏ん張るところと、緩めるところを、間違えない
○もともと道のない森の中に住んでいるのであれば、迷うもなにも、どっちに行こうが戻ろうが、自分の自由
○身軽に暮らすヒント集
▷たのしく持つ~「持つ」と決めたら、どんどん使って楽しむ毎日
▷気持ち良く減らす~持っているものを活かすなら量は少ない方が良い。「自分が把握できる量」を目指す
・一番大切なのは「ものを把握」すること~何をどれだけ持っているかを確認する
▷最期を考える~葬儀の種類、生前整理、遺品整理、残し方、残すものなどを考えてみる
・身内だけで見送る「家族葬」、儀式をせず火葬だけを行う「直葬」~お別れをしたい友人などへの配慮
・子孫に頼らないお墓の選択肢として永代供養墓がある。他に、合葬墓、自然葬、樹木葬なども
・遺品整理~遺品整理士の資格を持つ業者なら、貴重品を遺族に、不用品は処分などに振り分けてくれる
といった感じです。
本書を読んだ感想
本書は2部構成となっており、前半が身軽に暮らすようになった6組の人への取材結果、後半が身軽に暮らすためのヒント集になっています。
前半については、「身軽」という言葉が使われているものの、いわゆる『断捨離©』や過激な『ミニマリスト』などとは関係ありません。
ここに出てくる人の多くが若い頃は大手や有名な企業で働いており、その後、自分らしい生き方を見つめ直し、仕事を変えたり引越しをしたり荷物を処分して、身軽になって暮らすようになります。
なので、片付け術がメインではなく、色んな人の人生を覗いてみたいという人には向いているでしょう。
一方、後半は身軽に暮らすために物とどう付き合うのかなどについて、著者の考えが述べられています。
特に『 最期を考える 』の箇所が勉強になりました。
必ず死はやってきますし、遺品を処理・処分するのは残された人です。
特に私のような独り者は、物の処分方法もですが、葬儀の方法やお墓についても生前の内に家族、親族に伝えておかなければと思いました。
個人的にはコンマリさん推し♡
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