なるほど子供だけでなく大人にも支持される訳ですね!
著者と本書のご紹介
本書の著者は、ヨシタケシンスケさんです。
そして本書は著者の絵本作家としてのデビュー作になります。
先日、『ものは言いよう』の感想記事をアップしていますが、その著書を読むとやはり本書への思い入れは相当なものだと伝わってきました。
著者はSNSなど(多分)やっていないようですが、公式サイトがあるので興味を持たれた方はそちらをどうぞ。
その公式サイトによれば、現在著者の大規模展覧会が広島で開催されているようです。
コロナ対策として先着順の整理券配布による入館制限が実施されているようなので、公式サイトを確認してください。
本書です。表紙も裏表紙も実に丁寧で凝ってますね。
本書を読んだ感想
なるほど、面白い絵本ですね。
絵はもちろんですが、その見せ方もすごく上手い。
そして、何よりアイデア、発想がものすごく豊かでです。
『ものは言いよう』にも書いてあったと思いますし、こちらのサイトでも語られていますが、本書は編集者が出した「りんごをいろんな目線で見てみる絵本」という企画からスタートしたそうです。
こんなお題が与えられたら、私も著者が最初に考えたように、りんごの食べ方、調理の仕方を広げていく・・・というところまでは思い浮かぶかもしれませんが、それを広げることができませんし、どう面白くすれば良いのかさっぱり分かりません。
ただ、著者はそこを突き抜け、「りんごではなかったら?」という考えに辿り着きます。
そして、著者によれば、「○○かもしれない」というネタは無限に思いついたとのことでした。
本書の中では「○○かもしれない」が実に40以上出てきますが、どれもとても私には思いつきません。(私だったら「りんごじゃないかもしれない」というタイトルで満足しそう。(;^_^A )
また、前記したとおり見せ方が良いんです。
小さいものがたくさん集まっていたり、1ページ、時には見開きでドーンと見せたりするので、子どもは確実に引き込まれますし、読み聞かせる大人、絵本が好きな読者の心も掴まれてしまうでしょうね。
こんなのも出ていました!
さいごに
絵本を読むなんて何十年ぶりだろうと思いながら読みましたが、ものすごく楽しめました。
ドキドキしながらも児童書コーナーに立ち入って良かったです。(;^_^A
絵本はもう1冊、あとエッセイ1冊と又吉さんとの共著も借りてきているので、もうしばらくヨシタケシンスケさんの世界で楽しむことにします!
後日、こちらの感想記事もアップする予定です。
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