初心にかえって初心者を卒業します!
本書のご紹介
本書の著者は鈴木みきさん。
イラストレーター、漫画家で、登山関係の雑誌などでよく掲載されていますね。
本ブログでも、『私の場合は、山でした! 女一匹フリーター、じたばた成長物語』と『あれを食べに、この山に行ってきました 食と酒の山紀行』を紹介させていただいています。
本書を読んでなるほどと感じた点
先ず、カバーの袖に本書の趣旨が記載されていますね。
そして、本書を読んで参考になると思った箇所を列記すると
〇中級者とは、すなわち「脱・初心者」
〇初級者と中級者の境は「計画」にある
〇「行動に合わせた計画が立てられるか」
〇その山行が快適かどうかは計画の段階で決まる
〇アクセスやコースの今の状況、天気、必要な装備を調べるのはもちろん、自分や同行者のペース、体力、経験、興味があるものなどを把握して計画を立てることが重要
〇最低限、登山地図で自分の位置だけはいちいち確認するクセをつける
〇根拠のない「不安」や「期待」はいつまでも消えることはないが、「経験」と「知識」はそれを冷静にコントロールできる鍵
〇「寝る」「食べる」「洗面」「万が一」とジャンル別に特大のスタッフバッグに入れてザックに詰める
〇(著者は)山での小用後は拭かない・・・!
〇手ぬぐいによる足首のねんざの固定法
という感じです。
本書を読んだ感想
本書は登山を始めてしばらく経ち、次のステージにステップアップしたいという人に読んでもらいたい内容ですね。
山の楽しさを知り、道具を揃えていくと、ソロ山行を、さらにはソロのテン泊を考えるものです。
実際、私も安いテントを購入し、ソロのテン泊を実践しています。
そしてソロの楽しさを知ることができました。
自分のペースで歩ける自由、休みたいときに休める自由など満喫できました。
ただ、そんな快適さを感じたのはごく短い時間で、多くの時間
「周りに人もいないし電波も届いてないのに、ここでトラブルが起きたらどうしよう」
「ファーストエイドは持っているけど使いこなせない」
「水が尽きそうだけど、どこに水場があるか分からない」
など様々な不安を抱える状態でした。
そのおかげで、道具の選択やパッキング法、地図やネットによる下調べの重要性などを体で理解し、その後の山行に活かせています。
本書です。
ソロ山行に興味のある方はこちらもどうでしょう。
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