【セミリタイア生活と読書】『私の場合は、山でした! 女一匹フリーター、じたばた成長物語』を読んで

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 今回はコミック本です。

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本書のご紹介

 本書の著者は鈴木みきさん。

 イラストレーター、漫画家で、登山関係の雑誌などでよく掲載されていますね。

本書の概要と読んだ感想

 内容は、登山好きの鈴木さんが「もっと山のそばにいたい」との思いを募らせ、洋服屋のアルバイトを辞めて粘土人形作家、イラストレーターで食べていく決意をし、必死で売り込みをし、仕事が増えることに喜びつつも、憧れの山からは遠ざかっていることへの苦悩、そして東京から念願の山梨県への移住するまでの様子などが描かれています。

 なので、本書からは登山に関する知識などは得られません。

 では、山に関する内容と思って借りた私は満たされなかったのかと言われると

  かなり考えさせられてしまった

というのが正直な感想です。

 本書は、鈴木さんの漫画等のファンの方ならもちろん楽しめます。

 ただ、それだけでなく

  仕事やバイトは嫌いではないし(楽しいし)、ちゃんと給料が出るので普通に暮らしていけるけど、このまま年を取って良いのかな? もっとやりたいことがあったよな?

と悩んでいる人、不安を感じている人にこそ読んでもらいたい本だと思う内容でした。

 もちろん、当時の鈴木さんが独身で、親も健康かつ協力的という身軽さも大きな要素ではあったと思います。

 しかし、家族持ちでも新しい生き方に舵を切る人もいますよね。(よりしっかりした計画が必要だと思いますが)

 

 一方の私。

 会社員時代は

  仕事は面白くないけど、ちゃんと給料もボーナスも貰えるし、大好きな山登りやハイキングは週末でもできるし、山登りで食っていけないんだから、まあこのままでも良いか

と考えていました。

 しかし、歳を重ね、体力が極端に落ちてきたことを実感したときに

  このまま定年を迎えて退職金を貰っても、既に体力だけでなく気力まで衰えているはずだし、独り身だから子供の学費なども不要なのだから、そこまで働く必要はあるのか?

との疑問が湧き、セミリタイアに踏み切ったのでした。

おわりに

 中身も見ずに借りた本ですが、予想に反して胸に刺さりました。

 私も今一度、山と向き合って、後悔しないような生き方をしなければと反省するともに、そのきっかけを与えてくれたこの本に感謝します。

 鈴木さんの本は私が通う図書館にまだ他にもあるようなので、今後読んでみたいと思います。

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