今更ですが「名作では!?」と思えてきました。
本書のご紹介
本書の著者はご「矢部太郎ほか」となっています。
もちろん、矢部さんがメインで、本書のための4コマ(8コマ)漫画も多数描かれているのですが、「大家さんと僕」シリーズを読んだ著名人による感想コメントやイラストなどもたくさん掲載されているので「ほか」となっています。
ということで、本書を読む前に、『大家さんと僕』『大家さんと僕 これから』、さらにできれば『ぼくのお父さん』を読んでから本書を読んで下さい。
※出版の順番としては、『大家さんと僕』、本書、『これから』「お父さん」ですが、ひととおり読んだ後に本書を読む方が面白いと思います。
本書です。
でも、流れ的に最初に読むべきはこちらからですよ。
本書を読んだ感想
とにかく「盛りだくさん」という印象ですね。
矢部さんの漫画はもちろん、インタビューもありますし、大御所と呼ばれる漫画家や作家によるイラストとコメント、お父さんとの対談などなどたくさん掲載されており、本シリーズのファンなら絶対に楽しめる内容でした。
掲載されている全ての人が本シリーズを高く評価していますが、やはり矢部さん自身の人柄が一番なのでしょうね。
私も、もちろん直接会ったりしたことはないのですが、間違いなく良い人だと伝わってきますから。
また、画力がちょうど良いのも大きな要素でしょう。
こち亀の秋元先生が「画力を上げないで下さい」とコメントしていますが、まさにその通りだと思いました。
シリーズ第2弾。
矢部さんのお父さんも魅力的な方ですね。
さいごに
本書を読むと、また本シリーズを読み返したくなると思います。
錚々たる著名人が本書でコメントなどを寄せていますが(献本などでなく自ら購入した方も多くいるようです)、そんなすごい人たちの心を揺さぶる内容だった訳ですから。
皆さん、大家さんの、人としての魅力に引き込まれたのでしょうね。
私たちの多くが知らない戦中、戦後を生き抜いてきた人だけが知る辛さ、怖さ、悲しさとともに、平和な現代のありがたさが大家さんから伝わってきた気がします。
そして、それをしっかり感じ取り、漫画にして伝えてくれた矢部さんに何より感謝です。
それにしても、大家さんが亡くなり続編が期待できないのは残念に思います。(ノД`)・゜・。
本書です。
こちらが新作でしょうか。発売は10月です!
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