【ソロ用ステンレス製】 新クッカー『Montagna(モンターナ) アウトドアクッカー4点セット』のご紹介

新クッカーアイキャッチ 山道具
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今後の山行計画

 予定では8月末には2回目のワクチン接種が打てるので、その後、いよいよ
山行を再開したいと考えています。

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 私の場合、登山は好きだけどかなりの高所恐怖症という問題を抱えているため
高い山を目指すというより、長い距離を歩く、いわゆるロングトレイルを踏破する
スタイルが合っていると自覚しています。

 なので、今後はとりあえず100名山をすべて踏破するだけでなく、国内外の
ロングトレイルを歩いてみたいと考えています。

 そこで、9月に入ってからですが、しばらくちゃんと登山をしてこなかったので
先ず体力と感覚を戻すために1~2泊する登山というかハイキングをやる予定です。

 そして、10月に入ってから大峯奥駈道縦走をやってみようかとも思っています。

所有しているクッカーはチタン製ばかり

 日頃から体を鍛えている訳では無いですし、年齢的にも確実に体力が衰えています。
 そこで、これまで以上に装備の軽量化が重要となってきます。

 登山を始めた頃からUL(ウルトラライト)が注目されており、私もその影響を受け
軽量な装備を買い求めてきました。

 クッカーに関してもチタン一択であり、当時は会社員で安定した収入がありましたから
次々と買い求め、所有する殆どのクッカーがチタン製になっていました。

 しかし、御存知のとおり、チタン製は汁物やお湯だけ沸かすのには向いていますが
ちゃんとした調理には色々とコツが必要となってきます。

 ずっとレトルト食品、お湯だけ必要なフリーズドライ食品だけで十分という人なら
チタン製クッカーだけで十分ですが、ご飯を炊きたい、肉を焼きたい場合は
ちょっと面倒です。

 ちなみにアルミ製のストームクッカーも持っているのですが、一式担ぐと
かなりの容量と重さになってしまいます。

 ということで、新しくクッカーを購入することにしました。

選んだのはステンレス製クッカー

 現在、無職でほぼ無収入なので、高価なクッカーは買えません。
 そこで、最初に候補に上がったのは、アルミ製の『CAMP SET 5』でした。

 あのヒロシさんが使っているクッカーですね。
 価格も2千円ちょっとで、お手頃です。

 ヒロシさんのファンとしては、これしかないと思ってポチる直前だったのですが
ネット検索で今回購入したモンターナの4点セットでした。

 こちらはステンレス製ですが、ステンレス製クッカーの特徴としては
重い、熱伝導率が悪いというデメリットがあるものの、焚き火でもガンガン使え
汚れも金タワシでゴシゴシこすって落とせるというメリットもあります。

 なにより、この商品については、送料不要で千円余り。
 この額だったら、気兼ねなくガツガツ扱えて、何かあってもためらわずに
処分することができます。

 ということで、このステンレス製クッカーを購入したのです。

商品のご紹介

 前置きが長くなりましたが、商品は無事到着したので開封の儀を行います。
 先ずは、箱の写真から。

新クッカーアイキャッチ
箱表
箱裏1
箱裏2
箱横1
箱横2

 開封します。

内包物全体

 ご覧のとおり、鍋が2つ、蓋にもなるフライパン、蓋にもなる小皿の4点セットで
匂いがきつくて大き過ぎるという評判の袋もついています。

 鍋と蓋を組み合わせるとこんな感じ。

組み合わせ1
組み合わせ2

 そして、これらすべてをスタックすると、こうなります。

スタッキング

 商品レビューの中には「スタッキングした際、鍋とパンの持ち手がブラブラする」という
コメントが見られましたが、これはバンド等で固定するしかなさそうです。

 さて、これらのクッカーについては、箱に大きさや容量は示されていますが
重量の記載が見当たりません。

 公式ページでは本体合計447グラムとの記載がありますが、それでは実際に
計測してみましょう。

 先ず、鍋の大ですが、計測結果は以下のとおり173グラムでした。

鍋大重量

続いては、鍋の小。
こちらは125グラムでした。

鍋小重量

 続いて、フライパン。
 こちらは117グラム。

フライパン重量

 最後に、小皿です。
 こちらは49グラムでした。

皿重量

 結果、合計の重量は464グラムということで、公式ページに記載された
重量より17グラムほど重いことが分かりました。

先ずは炊飯・・・思わぬトラブル

 レビューを見ていると、「すぐに焦げるので調理には向かない」という意見が多数ある一方で
「ステンレスの特徴を知って調理すれば焦げることはない。腕がないだけのにクッカーのせいに
するな」という意見も見られました。

 色々ネット検索をしてみましたが、やはりステンレスの特性を理解して調理すれば、たとえ
肉でも餃子でも焦げ付きなく調理できそうです。

 どうやらポイントは
・ しっかりと予熱をする
・ 油を敷いて、少し落ち着かせる
・ 具材を入れたらくっつくが、慌てず動かさずに待っていると自然と剥がれる
というものです。

 では、早速チャレンジ。
最初に、小さい方の鍋で1合のご飯を炊きます。

炊飯1
炊飯2
炊飯3

 小さい鍋には小皿が蓋となります。
 なお、自宅で試したのでカセットコンロを使用し、五徳がクッカーを支えきれないので
焼き網を間に敷いています。

 実際、ステンレス製のクッカーは熱伝導率が悪いため、外で調理する場合も
網を間に入れたほうが焦げ付き防止に役立つのではないでしょうか。

 予定では、鍋の水が沸騰したら一度蓋を開けてかき混ぜ、蓋に重しを乗せた後
香ばしい匂いがするまで弱火で炊いていくつもりでした。

炊飯4

 そして、かき混ぜ、重しを乗せて炊いていたのですが、いきなり香ばしい香りが
漂い始めたので、あっという間に炊飯を終了しました。

 なお、ここで新たなトラブル発生。
 10分ほど蒸らした後、蓋を取ろうとすると・・・開かない。

 まだ熱いので、耐熱用のグローブを持って力づくで蓋をとろうとしますが
真空状態にでもなっているのかビクともしません。

 鍋と蓋との隙間になにか金属製のものを差し込んで、強引に引き剥がそうかとも
思いましたが、届いた初日で傷物にしたくもありません。

 底を水につけて冷やしても変化がなく、格闘すること約20分。
 根尽きてネットで調べてみたところ、逆に加熱すれば外れるよとのアドバイスを
発見。(ただし、中にモノが入っている場合のみだそう)

 確かに、鍋に掛けて数分後に無事に蓋が取れました。

出来上がり1

 初めての炊飯結果。
 蓋が取れない時にかなりシェイクしたので、ギュッとなってしまいました。

 とりあえず食べてみると、一瞬で炊きあがった割に芯は残っていませんでしたが(浸水は30分)
ベチャッとしており美味しくありません。

炊飯2回目

 とりあえず失敗作を完食しました。
 しっかり炊けていなかったので、底の焦げ付きも無しでした。

 そして、2回目の挑戦。

炊飯2回目1

 やはり、すぐに焦げた匂いが漂い始めます。
 しかし、よく見たところ、匂いを出しているのは鍋の中からではなく
吹きこぼれた汁が炎にあぶられたためのようでした。

 そこで、火にかけたままにしておくと、吹きこぼれが次第に落ち着き
やがて香ばしい匂いが漂い始めました。

 そこで火を止めて蒸らし、やはり蓋が取れなくなったので、再び火に掛けてから
 蓋を開けてみると・・・

炊飯2回目2

 良い感じで炊けています。
 底を見てみましたが、焦げ付きもありませんでした。

炊飯2回目3
炊飯2回目4

 味も問題なく、とりあえず炊飯は何とかクリア。

フライパンを試してみるも・・・大失敗

 とりあえず、炊飯は水があるので何とかなりました。
 問題はフライパンです。

 今回は目玉焼きにチャレンジ。

 先ず、フライパンをしっかり熱します。
 ネットで調べると、熱したフライパンに水滴を落とし、一瞬で蒸発する状態では
まだ十分でなく、垂らした水滴が水玉となって転がる状態がベストだとのこと。

 しばらく熱してから水滴を垂らすと、水滴が転がりました。

パン1

 そこで油を投入し、少し火から外して温度を下げます。

パン2

 その後、火を弱くしてフライパンを戻し、卵を投入しました。

パン3
パン4

 ネット情報では、しばらく動かさずに待ち続けろとなっていましたが、すぐに
白身の縁が焦げ始めてしまい、とりあえず動かすなりひっくり返したいという衝動を
抑えきれませんでした。

 その結果・・・

パン5
パン6

 
 完全に失敗です。
 焦げ付いてしまい、変色してしまいました。

 すぐさまネットで検索してみると、水を張って重曹やお酢を入れて沸騰させると
焦げ付きも変色も解消できるとの情報があり、やってみることに。

重曹
パン7
パン8
パン9

 これを何度か繰り返した結果、ここまで戻せました。
 完全に綺麗にするために耐水ペーパーを使おうかとも検討しましたが、これで良しとしました。

パン10

 

目玉焼きもリベンジ

 再び目玉焼きに挑戦します。

 思い返すと、予熱の際に水滴を落として状態を調べましたが、水玉になったものが
あった一方で、ジュッとすぐに蒸発したものもあったような気がします。

 つまり、まだ加熱が不足していた可能性があります。
 また、予熱して油を敷いた後、数秒間だけ火から外しましたが、人によっては
5分ほど火から外すようなので、今回は5分ほど外すことに。

 その後、フライパンを弱火に掛け、卵を投入。
 確かに前回より焦げるのが遅くなり、ずっと触らないように我慢しました。

リベンジ1
リベンジ2

 ただ、やはりこびり付いてしまいした。
 何が問題だったのでしょう。

 それでも、こびり付きを金属タワシで擦ってみると簡単に取れましたし
変色も余りありませんでした。

リベンジ3

  

試した後の感想

 確かに技術というかコツを掴めば、ステンレス製のクッカーでもうまく調理できそうです。
 ただし、慣れるまでには時間が掛かりそうなので、1泊程度の山行やキャンプならば
これでも良いですが、日数を費やす縦走で持参するのは躊躇します。

 実際、縦走で手の混んだ調理をするのかと問われると、ノーと言わざるを得ず、だったら
軽いチタンクッカーでお湯だけ沸かしてアルファ米を食っとけと突っ込まれそうですが
縦走なのにご飯を炊いて炒め物のおかずを食べるって格好良くないですか。

 そんな格好良いことがサラッとできるように、このクッカーを使い続けて使用に
慣れていこうと思います。

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