最近の100均はキャンプグッズにも力を入れているようで見逃せないのですが
セリアをのぞいていたところ、ミニ鉄板が売られていました。
サイズ、重量などについて
サイズは「縦13 × 横8.5cm × 板厚2.5mm」となっています。
私が使っているアイフォンSE2と比べると、少し縦が短く、幅は広い感じです。
袋にも記載されているように、明らかにソロキャンプ用の大きさです。
というより、小さすぎて機能するのか心配になるほどです。
下の写真で、左側が私が以前から使っていた鉄板で、右が今回購入したミニ鉄板。
重量については記載がありませんが、私が計量したところ「203g」ありました。
袋の表には「BBQやソロキャンプなどに最適」「バーナーやBBQの網にのせて使える!」
と記載されていることからも、アウトドアでの使用を想定している商品のようです。
シーズニング(空焼き)失敗
包装の袋の裏には空焼きの手順が記載されています。
先ずは食器用洗剤でよく鉄板を洗い、その後鉄板を火にかけて油を薄く塗って
空焼きするという手順です。
この空焼きを行うことで鉄板に油がなじみ、食材が焦げ付きにくくなります。
ちなみに、私が空焼きをしたところ、先ほどの比較写真のように変な焼きムラが
できてしまいました。
なお、鉄板を食器用洗剤で洗うのは空焼きする前だけで、その後は調理に使っても
洗剤は使わないとイメージしていたのですが、このミニ鉄板の説明書きには
「使用後は製品が冷めてから食器用洗剤をスポンジにつけてよく洗い、水気を
拭き取った後、食用油を表・裏面に薄く塗って新聞紙などに包んで保管してください」
と書かれていました。
各種バーナーの上に載せてみた
空焼きには失敗ましたが、各バーナーとの相性を試してみたいと思います。
とりあえず、バーナーの上に載ってくれないと意味がありませんしね。
先ずは、トランギアのアルコールストーブにエバニューの五徳の組み合わせから。
ミニ鉄板を載せてみたのが下の写真。
ピッタリという感じです。
続いて、エバニューの軽量スタンド。
これもアルコールストーブをしますが、固形燃料や小枝を使うこともできます。
このスタンドにミニ鉄板を載せてみます。
特に不安定さは感じませんでした。
次は、バーゴのヘキサゴン。
ウッドストーブなので、本来は小枝などを燃やすのですが、アルコールストーブの
風防としてもちょうど良い大きさなので、アルスト専用となっています。
ヘキサゴンの上にもしっかり載せることができました。
次はプリムスのP-153です。
軽量、コンパクトで五徳もしっかりしているのですが、構造上OD缶の上に取り付ける
ため背が高くなってしまい、そこに鍋などを載せて調理すると、安定感がいまひとつの
感があります。
最後はスパイダーストーブです。
五徳自体の背は高いのですが、分離式なので重心は低くなりますし、バーナー部分と
燃料缶とが離れる形なので安心感もあります。
ちなみに、このスパイダーストーブも元々OD缶ようなのですが、アダプターを別途
購入してCB缶でも使えるようにしています。
安いCB缶のガスを高いOD缶に移すアダプターも売っているのですが、いずれにせよ
万が一のこともありますので、自己責任で使用してください。
なお、カセットコンロでも試してみたのですが、私が使っているものだと五徳に
かろうじて引っかかる感じで載せることはできたものの、ちょっとでも動かすと下に
落ちてしまうので、結果としてはカセットコンロでは使えませんでした。
何を焼くのか、何が焼けるのか
さて、とりあえずソロキャンプ用のバーナの上にはしっかりと載るようです。
あとは肝心の使い勝手です。
大きさ的に焼き肉も1枚が適当でしょう。
実際に肉を焼きたかったのですが、無職無収入の身なのでウインナーで代用です。
玉ねぎも大きめでなければ大丈夫。
鉄板自体の厚みもそれほどないので、すぐに熱が入りました。
併せて揃えたいグッズたち
上の写真のように、鉄板の端に1箇所だけ穴が空いています。
ここに何かしらを差し込んでミニ鉄板を移動させることになると思います。
ただ、このミニ鉄板を売っていたセリアには、取手や収納ケースみたいなものは
置いてありませんでした。
そこで目に入ったのが、こちらのもんじゃ焼き用のヘラ。
これを端の穴に入れて持ち上げます。
見事に持ち上がりました。
鉄板の焦げ付きなどをこそぎ落とす場合にも使えますね。
あと、収納袋はどこかで探さないといけませんね。
とりあえず、最初に商品が入っていたパッケージを利用します。
結論は?
有りか無しかで言えば「無し」ですかね。
ソロキャンプでも、やはりある程度プレートに厚みや広さがないと、すぐに焦げ付いたりして
手返しも頻繁に必要だったりで、落ち着いて食事ができない気がします。できない気がします。
今は色々とソロ用鉄板も出ていますので、最初は使い勝手の良い大きさのものを買ったほうが
良いでしょう。
また、鉄製にこだわらなければアルミ製のフライパンの方が軽いしメンテナンスも楽です。
とりあえず100均の商品で楽しませてもらいました。