【セミリタイア生活と読書】『世界のどこでも生き残る異常気象サバイバル術』を読んで

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 人生はサバイバル。

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 生き残る術を身に付けましょう(人生の落伍者である私が言うのもなんですが^^;)。

 

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本書のご紹介

 本書はナショナルジオグラフィック社が2015年に発行したものです。

 巻末の索引まで含めると380ページ余りあり、カバーには定価2500円+消費税と記されていますね。

 内容ですが、チャプターごとに「雷雨」「洪水」「ハリケーン・台風」「竜巻」「干ばつ」「山火事」「気温上昇」「熱波」「寒波」「ブリザード」と分かれています。

 

 

本書を読んでメモしたところ

 本書を読んで覚えておこうとメモした箇所を列記すると

【事前に】
 ○基本的な防災セットの中身
 ▷水は1人につき1日4リットで、避難する際は3日分、自宅に閉じ込められた場合用には2週間分を用意。
 ▷保存がきき、手間を掛けずに食べられる食料。用意する量は水と同じ日数分
 ▷最低1本の懐中電灯と予備の電池、電池式、もしくは手回し充電式ラジオ
 ▷救急セット(最初からセットになっている市販のものが望ましい)
 ▷家族のそれぞれに必要な医薬品(最低7日分)、多目的ナイフ、ホイッスル、マッチ・ライター
 ▷2週間分の衛生用品(トイレットペーパー、石鹸など)、保険証などのコピー
 ▷フル充電された携帯電話、予備のバッテリー、充電器、緊急の連絡先
 ▷現金、銀行口座やクレカ番号のメモ、予備の毛布、避難所等が記された自宅周辺の地図
【雷雨】
 ○車の運転中に豪雨に遭遇した場合、すぐに道路から離れたところで車を止め、ハザードランプを点滅させ、豪雨が過ぎ去るまで車内にとどまる
 ▷その際、雷による感電を防ぐため車体はもちろん、車内で電気を通すものにも絶対に触れないこと
 ○稲妻が光ってから雷鳴が聞こえるまでの秒数に340mを掛けた数字が、落雷地点までの距離
 ○雷鳴が聞こえたら既に危険地域内にいることになるので、すぐに避難場所を探すことが必要
 ○日本では5~6月に降ひょうが多く、1933年には兵庫県で降雹により10名が死亡
 ○ヒトと同様、ペットの中にも雷恐怖症のものがいるのでパニックにならぬよう落ち着かせてやる
 ○雷雨の時に樹木の下に非難することは絶対に避ける
 ○落雷による死亡者は少数だが、一時的に心停止になったり神経系の損傷から脳損傷につながる例もある
 ○「雷の30/30安全ルール」~稲妻を見た瞬間から数を数え、30数える前に雷鳴が聞こえた場合は屋内に避難する。その後、雷鳴が聞こえなくなるまで30分は屋内にとどまる
 ○屋内では、窓やドア、雨戸やブラインド、日よけやカーテンなどすべて閉めること
 ○不要なコンセントは抜く
 ○キャンプやハイキング時は、常に雷雨に合うことを想定して避難場所を確認しておくこと
 ▷雷雨に遭遇したら、谷や渓谷などで低い場所を見付けるが、鉄砲水に警戒する
 ▷テントでは雷から身を守れないので、頑丈な建物がないか探す
 ○屋外の場合、近くの頑丈な建物に避難する
 ○安全ば場所と思えても、周囲にトラクター、オートバイ、自転車など電気を通しやすいものが近くにあると落雷の恐れがある
 ○屋内にいても金属類は持たず、電化製品やコードに触れず、水を使ったりしない
 ○高台や周囲に何もない場所の樹木に近寄らず、開けた場所にある壁の無い小屋などにも近付かない
 ○金属類や表面が金属で覆われたものには触らず、車内にいてもボディーや金属製品に触れない
 ○雷に打たれた人がいたら救急車を呼び、必要なら心肺蘇生を行う
【洪水】
 ○洪水の発生により感電の危険があると判断した場合は、先ず電力を遮断する
 ○ペットの災害対策のため、ペット用のキャリーケースを用意して、慣れさせておく
 ○洪水ハザードマップを事前にチェックしておくこと
 ○洪水被害をカバーする保険への加入を検討すること
 ○車の運転中に洪水が発生し水位が上昇してきた場合、車を止めて外に出る
 ○流れるのある水の中を歩くのは避け、流れのない場所を選びながら歩く
 ○水は電気を伝導するので、地面に垂れ下がった電線の他、電気設備に近寄らない
 ○洪水直後、水道水はトイレを流す以外に使用しない。飲むのは不可で食器洗いや選択にも使用不可
【台風】
 ○台風対策では窓にテープを貼るより雨戸を設置する。差し迫っているならベニヤ板などで外から覆い固定する
 ○台風の多発地帯なら、ガーデニングに砂利や小石の使用は避け、飛散を未然に防ぐ
 ○水道水の浄水方法として、キャンプ用品の浄水セットは重宝する
 ○「防災情報 全国避難所ガイド」などのアプリを活用する
 ○家庭用発電機は頼りになるが、燃料のストックや換気の問題がある
 ○断水を想定して、出来る限りの水を確保する。浴槽、鍋、バケツなど大きな容器に溜めておく
 ○避難を想定して車のガソリンを満タンにしておく
 ○すべての窓を閉めカーテンやブライドも閉め雨戸も閉める
 ○家の中では建物の中心に近い部屋にいるようにする。地下室があれば地下室、なければ1階が望ましい
 ○家を直撃したらテーブルや頑丈なものの下に入り、伏せる
 ○エレベーターは使わず階段を利用する
 ○台風通過後は保険請求のためどんな被害も写真に撮っておく
 ○被災した家の中に入る場合、引火を防ぐため家の中で懐中電灯は付けず、家に入る前に付ける
【竜巻】
 ○犬が遠吠えを繰り返し、猫が狭い場所に閉じこもり、鳥が姿を消すなどの行動は竜巻の予兆かも
 ○竜巻発生時に高層ビルにいたら階段を使って下層階に移動し、ガラスのない中央部に避難する
 ○庭などにある不要な物は強風で飛ばされ凶器となる前に片付けておく
 ○竜巻による災害や人体の損傷のほとんどは、飛来する瓦礫が原因
 ○歩いている場合、溝や坂など道路より低くなっている場所を探して、うつ伏せて横になり両手で頭を覆う
 ○ガス臭が漂いガス漏れが疑われる場合はすぐに家を出て、ガス会社や警察、消防署に連絡する
【干ばつ】
 ○日頃から節水に心掛ける
 ○シャワーを浴びる時はバケツを置き、周りに飛び散る水を集めておく(潜在が入らない要注意)
 ○水不足の時は浴槽に湯をためずシャワーにする
【山火事】
 ○すぐに家から離れられるように、貴重品などを車の中に移動する
 ○ガス、灯油など引火のおそれがあるものの供給をすべて停止する
 ○火が迫ってくるのをじっと待たず、すぐに避難する
 ○火から遠ざかる経路を選んで避難し、火の回るスピードや方向の変化に常に注意を向ける
【気温上昇】
 ○熱がこもりやすい2階や日当たりのいい部屋で活動しない
 ○雨戸は取り外さない
 ○車での不要な移動はしない。車は温室効果ガスを撒き散らしている
 ○エアコンや扇風機を使い、常に体を経熱に保つ
 ○エアコンが無い場合、窓を締め切らず、窓を開けて空気の通り道を確保する
 ○水分補給を欠かさないことが重要だがアルコールやコーヒーなど利尿作用のある飲み物は控える
【熱波】
 ○水分の摂取量を増やす
 ○家の中では1階にいるようにする
 ○SPF値の高い日焼け止めを、肌が露出している部分全てに塗る
 ○気温が35℃以上になると、扇風機では熱中症を予防できない
 ○駐車した車の中に、乳幼児、ペットを絶対に置き去りにしない
【寒波】
 ○水道管を凍結させてはいけない。水道管が露出している所は、手が届くなら断熱処理を施す
 ○外出する時は水を持参する。脱水症状になると、寒さの影響を受けやすい
 ○雪を食べると体の中から熱を奪われる。溶かして水の状態にしてから水分補給する
 ○厚手の服1枚よりも薄手の服を重ね着する
 ○濡れた服をきたままでいない
 ○寒さで車が不調となることを想定し、ラジオ、毛布、防寒着、救急セット、マッチ、スナック類、水、携帯充電器などを備えておく
【ブリザード】
 ○車のガソリンは原則として満タンにしておく
 ○停車中でもエンジンが掛かっている時は、窓を少し開ける(一酸化炭素中毒の危険を避ける)
 ○ブリザードやホワイトアウトに遭遇して身動きが取れなくなり、屋内に逃げ込むことも出来ない場合、最も安全なのは動かずにじっとしていること
 ○フロントガラスを覆う雪や氷を溶かす際に、ぬるま湯を使用しない。フロントガラスが割れる可能性がある

といった感じです。

 念の為に記しておきますが、本書はアメリカでの異常気象を想定してあり、日本とは環境が大きく異なりますので、本書の内容がすべて日本でも活用できるとは限りません。

 周囲の環境、状況に応じ御自分の判断で適切な対処法を選択、実行してください。

 

本書から学んだこと

 結構なボリュームでした。

 でも、いくつもの項目に分かれており、写真も多くて読みにくいという印象はありませんでしたね。

 とりあえず、いつ天災が襲ってくるのか分からないので、メモの最初にある防災セットは玄関にでも置いていたほうが良いでしょう。

 と言いながら、私の家には防災セットとしてまとめている物はありません。

 非常時に使えるテント、寝袋、食料、水、照明関係など、あることはあるのですが、それぞれの収納ケースに入っており、ひとまとめにしていない状態です。

 異常気象とは話がそれますが、現在、海の直近に暮らしており、仮に地震が起きて、それを耐えられたとしても、すぐに津波が襲ってきます。

 その間に、必要な荷物を手にして高台に避難しなければなりません。

 地震後に、荷物をまとめる時間など無いのです。

 やはり、事前にどれだけ準備をしているかが、生死またはその後の生活の鍵となりそうです。

 自宅にもですが、自家用車の中にもある程度の装備や非常食・水などを備えておこうと思います。

 

 今回は以上です。

 本書のシリーズには他に、『世界のどこでも生き残る完全サバイバル術』というものがあるようなのですが、残念ながら近所の図書館には置かれていないようです。

 異常気象だけでなく、強烈な地震がいつ襲ってくるかわからないのが日本です。

 今クールに『日本沈没』がドラマでリメイクされているのにも、やがて襲ってくる震災に今のうちに備えておけという政府からのメッセージが込められているかもしれません。(もちろん、冗談です)

 もちろん冗談ではありますが、ドラマのように半年以内などと事前に教えてくれることもなく、本当にいきなり襲ってくるのが天災や異常気象なので、私を含め、今すぐにでも準備するのが正解でしょうね。

 

今回紹介した本

 

私も読みたいシリーズ本

 

確かに防災セットは市販の物を買うのが楽かも

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