絵が描けて文章も上手いってうらやましいですね。
本書のご紹介
著者の沢野ひとしさんは、イラストレーター・エッセイスト・絵本作家とのこと。
『本の雑誌』の表紙や本文イラストを担当されていたそうです。
もしかすると、ものすごく有名な方?
当ブログでも、以前、著者による『ジジイの片付け』という本を紹介しています。
その著者の別作品が図書館にあったので読んでみることにしました。
本書ですが、新品は見付かりませんでした。
本書を読んだ感想
初出「小説新潮」「東京人」とあるので、それらに掲載されていたのでしょうね。
1ページに収まるエッセイが70以上、そしてそれと同じぐらいの絵が掲載されています。
結構ボリュームがあるなと思いながら、読み始めると一気に読み終えてしまいました。
正直、エッセイは淡々とした表現で、面白おかしくグイグイと引き込んでいくといった感じではありません。
でも、さらさらっと読み続けられたので、そこが著者の上手さなのでしょうね。
絵の方は独特で、上手いというより味わいがあるという感じ。
でも、旅先にスケッチブックを持参し、写真だけでなく著者のように絵を描いて思い出を残せたら素敵だなと思えました。
また、国内外に積極的に出掛けているのもうらやましいですね。
もちろん仕事絡みなので相手持ちだったり、経費として落とせるでしょうから。
お金を使わぬよう、狭いアパートに閉じこもってばかりいる自分が悲しくなりました。
最後に
「犬」に関するエッセイが犬好きの私には面白かったです。
また、「登山」に関するエッセイもとても良かったです。
読めば、著者はクライマー・登山家といえるレベルだったようです。
実際、朝日連峰や大雪山、槍ヶ岳からネパールの山などへのエッセイが出てきますが、とても魅力的な文でした。
著者の作品です。「沢野ひとし版日本50名山」と紹介されており、読んでみたいですね。
こちらは食に関する内容のようです。これも面白そう!
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